アナログレコードを集め始めると、名盤と呼ばれるアルバムがすごく安いことに気がつきます。これは当時売れまくったゆえですが、時代によって、流通によって価値が変わるのが面白いです。
ものの価値について考える
最近「ものの価値」についてよく考えます。
それは、中古のアナログレコードを集め始めたことからです。
ものの価値というものは面白いもので、本でもレコードでも発売当時売れまくったものは、時間が経つと安くなる。市場に多く流通しているゆえだが、後追いのファンとしてはいろいろありがたい。ビートルズとか英国盤とにこだわらなければ安く手に入る可能性が高い。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年5月6日
ロック黄金期に売れまくったバンドのLPはレア盤でなければかなり安く買える経験があったからです。
先日はローリング・ストーンズのアルバムを300円で買いました。それも品質が悪いとかではなくて、普通の日本盤です。
昔のアイドルのLPなんかはよほどレア盤でなければ、安く手に入ることも多い。もちろんそれは価値がないということじゃない。プロの歌だからレベルは高いのだから。当時多くの人に求められたということ。そういう盤がまた次の世代に発掘されて再評価されるんだよな。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年5月6日
松田聖子さんや中森明菜さんなどレコード屋さんでよく見かけます。当時どれだけ売れたかよくわかります。
聴くのは主にロック系が多いので、それほど頻度は高くないですが聴いてみると単純にすごくいい。
一流のシンガーと一流の演奏が数百円〜1000円で買えるのだから、レコード初心者は狙い目かもしれません。
金額の評価とは別にものの価値がある
金額の評価というものはたしかにあります。
スポーツ選手の年俸と同じように、どれだけ世の中から求めれたかというひとつの証が「金額」です。
でも松田聖子さんのアルバムが中古で安いことでわかるように、品質との評価はまた別です。
ビートルズもローリング・ストーンズも同様。
ブックオフの100円コーナーの過去のベストセラー本を見たことがある人も多いでしょう。
自分は価値のあるものだけを選んでいきたいとは口が裂けても言えないのだけれど、自分のなかの価値観をしっかり持っていれば、なんども面白いことを味わえるのではないかと感じています。
何万円もするレア盤を追い求めることも、また一興。
セールコーナーから自分だけの名盤を発掘することも楽しいもの。
毎日忙しく生きていると忘れがちですが、世界はきっと多様だから面白いのだと思います。
まとめ
コレクションの世界は奥が深い。
分け入っても、分け入っても、山の中という気分で、まだまだ知らないことだらけだと感じることが多いです。
しかし、わからないからこそ人生は面白い。
時代によって価値が変動するなら、自分の中の「芯」をしっかり持つ必要があります。
楽しんでいきましょう。
photo credit: Grial Multilingual exhibition in Salamanca via photopin (license)