養子将軍の時代:深井雅海『綱吉と吉宗』

tsunayoshi yoshimune 書評

江戸幕府の有名な将軍である、5代綱吉、8代吉宗は本家からではなく一門からの養子として将軍になりました。

幕府の権威が確立した時代に養子の将軍はどのような政治を行ったのでしょうか。

江戸幕府のイメージ

引き続き、戦国時代ぐらいから近世後期にかけての歴史に興味を持っていろいろ本を読んでいます。

江戸幕府の初代将軍は言わずと知れた、徳川家康です。

それから4代家綱までは直系での相続が行われますが、家綱が跡継ぎがなく亡くなったため弟の綱吉が5代将軍になりました。

今回紹介する『綱吉と吉宗』(日本近世の歴史3)は5代綱吉から、8代吉宗までの歴史を扱っています。

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江戸幕府の権威が完全に確立された時代でありつつ、将軍に子どもがなかったり、早くになくなったり動揺も見られる時代でしょうか。

この本では該当年代の政治を扱うのはもちろん、江戸城内の儀礼や将軍宣下などの様子、城内の変化などにも触れてあります。

この時代になると側用人という役ができ、老中も将軍の側近というよりは官僚的側面が出てきた時代だと思います。

それらの要因も本家出身ではなく、一門から相続した養子将軍によるものといえるでしょう。

綱吉と吉宗 – 株式会社 吉川弘文館 安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社

まとめ

江戸時代は長いので時期によって、同じ役職でも就任までの経緯が異なったり立ち位置が変わったりします。

このシリーズは、近世の歴史を全体として把握するのにおすすめです。

江戸の秘密は将軍にあり?『徳川将軍家の演出力』 | つぶログ書店

今回紹介した本

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