ロックレジェンド、ザ・フーの新作を購入したのでレビューします。
ザ・フーの13年ぶりの新作を購入!
尾道市の尾道レコードでザ・フー13年ぶりの新作、「Who」を買ってきました。
このアルバムの最大のポイントはロックレジェンドであるザ・フーの“今”のサウンドが楽しめるという点です。

ザ・フーといえば、「Tommy」「四重人格」などのコンセプトアルバムに代表されるような“過剰”な部分が特徴。
重厚なアルバムは大好きなんですが、時として重たいときもあります。
しかし、今作ではいい意味で力の抜けた、等身大のザ・フーになっています。
ここ何作かのフーのサウンドを踏まえながら、過去の栄光にひたらず、同時代に向けて発信された「ロック」だな、と。
それが一番嬉しかったですね。
リアルタイムのThe Whoがここにいる!

アルバムジャケットがチャック・ベリーやモハメド・アリ、過去のフーのイラストなどがデザインされているので、“レトロ”な作品を出すのかな、と思いましたが全然違いました。
1曲目の「All This Music Must Fade」からして最高です。
スケール感を感じさせるサウンドはフーならでは。
あとはDetourとか、Rokin’ In Rageはフーらしい!
ラストのShe Rocked My Worldはアルバム中もっとも60年代っぽい雰囲気を持っています。
ロジャー・ダルトリーのボーカルも全然衰えていないし、もちろんピート・タウンゼントのギターと曲作りも。
キース・ムーンから直接ドラムの手ほどきを受けた、ザック・スターキーも全編で好サポート。
ちゃんとフーの音になっています。(ツアーを何度もやっていますからね)
「『四重人格』以来の最高傑作!」13年ぶりのスタジオ・アルバム発売! – ザ・ フー
まとめ
フークラスの大物が新作を出すときは、結構“今”のサウンドにフォーカスしてそのバンドらしさが薄くなってしまう場合があります。
しかし、このアルバムではそれがない。ちゃんと新作として楽しめる、そこが最高です。
ザ・フー、何度目かの傑作!ぜひ聴いてみてください!
ザ・フーの名盤『Tommy』USリイシュー盤!【ロックオペラ】 | つぶログ書店