ニューヨークヤンキースからFAになっていた田中将大投手が古巣楽天イーグルスに復帰するというニュースが流れてきました!
田中将大投手楽天復帰!
野球界に久々の大ニュースが入ってきました。
2020年にニューヨークヤンキースでプレーした田中将大投手が古巣の楽天に復帰するというものです。
この度、楽天イーグルスと契約させていただきました。今シーズン、日本でプレーする決断に至った経緯や思いは、後日、入団会見を行う予定ですので、その席でお伝えできればと思います。 pic.twitter.com/GcmBBLCZNa
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) January 28, 2021
ヤンキースとの契約を終え、FAになっていた田中投手はヤンキースや各球団と交渉していたみたいですが、なかなか契約にいたらず日本復帰を選んだようです。
今年のメジャーリーグの移籍市場はコロナ禍もあって例年以上に動きが停滞しています。
サイ・ヤング賞を受賞したトレヴァー・バウアー投手も移籍先が未定。
ヤンキースも二塁手のラメイヒュー、サイ・ヤング賞投手のクルーバー投手と契約して予算も選手枠(40人枠)もギリギリ。
再契約の可能性がかなり薄くなっている状況でした。
Thank you for everything, @t_masahiro18 💙 pic.twitter.com/TAW1LNAqFc
— New York Yankees (@Yankees) January 28, 2021
市場が停滞
メジャーで年明け、スプリングトレーニング直前まで契約が決まらないのは珍しくありません。
過去にはクローザーのクレイグ・キンブレル投手がシーズン中にシカゴカブスに加入するということもありました。
ただその場合、スプリングトレーニングも参加せず実戦感覚も不十分なためいい結果は出ませんでした。
田中投手にもオファー自体はあったとは思いますが、満足できるレベルではなかったんだと思います。
他の選手の動向自体が遅いので、それが田中投手の契約に影響を及ぼした可能性もあります。
実際にまだ数多くのFA選手が市場に残っていて、かつ今年はトレードで大物が動いているのでFAに対する優先度も例年ほどではないのかも。
(ダルビッシュ投手もパドレスにトレードになりましたよね。)
最近はどの球団も贅沢税のラインである2億1000万ドルを下回ることを目指しているのでシビアな判断になるのも影響しているかもしれません。
でも、トレヴァー・バウアー投手にはメッツが3000万ドル超えの複数年契約をオファーしたとか…。
MLB rumors: Cardinals, Rockies discussing Nolan Arenado trade – Sports Illustrated
万全な状態でシーズンを迎えるための判断か
田中投手の要求は15Mからのオファーを望んでいたそう。(最大20Mくらい)
さっきも書いたように市場自体の動きが遅く、目玉のバウアー投手も決まっていない状況でいつまでもは待てないということだと思います。
それなら慣れ親しんだ古巣で万全な状態でシーズンを迎えた方がいいという判断に至ってたのでしょう。
いつ契約が決まるかわからないし、シーズン中に契約したとしても調整を経てチームに合流するのが遅くなりますからね。
最近は韓国Kリーグ、NPB経由でメジャー復帰する例も増えています。
日本人でも岡島投手が最初から1年限定で日本(ソフトバンク)に復帰し、翌年メジャーと再契約した例があります。
田中投手は2年契約とのことです。
1年目終了時に契約を破棄する権利があり、それを行使してメジャーに復帰するプランなのかもしれません。
まとめ
田中投手の日本復帰はカーブの黒田投手以来の大ニュースでしょう。
メジャーに行ってからも日本時代の同僚と自主トレなどをしたりしていたみたいで、復帰するもの古巣ですし、まったくのゼロからのスタートではありません。
ただ、まったく実戦で対戦したことがない打者もいるだけにいかに早く日本に適応できるかがシーズンのカギになりそう。
それがメジャー復帰への重要なステップになるかもしれません。
いいシーズンを過ごしてもらいたいものです。
ダルビッシュがトレード移籍するなど日米間の移籍の違い | つぶログ書店