歴史の本を読んでいて、感じるのは大河ドラマと朝ドラの影響がものすごく大きいということです。
大河ドラマの影響が大きい!
歴史の本が好きでよく読んでいます。
そこでふと考えたこと、というか気づいたことがひとつあります。
日本は大河ドラマと朝ドラの影響が強すぎる!ということ。(海外がどうかまでは知らないんですが…。)
大河や朝ドラの製作が決まると、それこそ書店に専用のコーナーができるくらい新刊が出ます。
民放のドラマでも関連本が出ますが、ここまで大量に出るのは大河ドラマと朝ドラだけ。

大河がゴールになってしまっている
ぼくは歴史が好きなので、よく歴史スポットを訪れますが、たいてい「〇〇〇〇を大河ドラマに」という活動をしています。
福山市でも初代藩主水野勝成を大河ドラマにするという活動をしている団体がありますし、近くの岡山県井原市では北条早雲の出身ということもあり、これまた大河ドラマ化の活動をしています。
歴史学を専門に研究されている方や地元の歴史を調べる活動を地道にされる方はたくさんいるのです。
でも、一般の人にとっては大河ドラマの影響が大きすぎて大河になることがゴールになっていると思うのです。
歴史の本を見に書店に行って感じるのは、大河ドラマの影響がものすごく大きいということです。
各地で大河の招致運動もしているし、経済効果もある。
ただ、そこがゴールになってしまっている部分はあるかなと。
書店に関連本がたくさん並ぶし、ビジネスチャンスということはわかるんだけれど。
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) 2019年4月9日
面白い!がゆえに考えたこと
派手ではなく、目だ立たないけれど面白い歴史上のエピソードは数え切れないくらいあるし、個性豊かな人物もたくさんいます。
大河ドラマは面白い。ぼくも今は見ていませんが、昔はよく見ていました。
しかし、面白いがゆえに見えなくなる部分もあると感じでいます。
地味な部分がどんどん消えていって、テレビで受けるようなことばかり扱うようになるのではという懸念もあります。
福山では水野勝成を大河ドラマに!という活動をしている団体もあると聞いた。大河ドラマになって知名度が上がることは素晴らしい。ただ、水野勝成の功績は大河ドラマにならなくても、いささかも減らない。大河ドラマは有名へのチケットではない。
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) 2018年5月27日
まとめ
歴史はいまも続く人間の営みの「記録」です。
大河ドラマになって一時的に観光が盛り上がるだけではなく、地元の歴史に多くの人が関心を持つような発信をしていくことができればいいですね。