本の世界はこれからどうなっていくのでしょうか。紙の本がすぐになくなることはないでしょうが、本を読む人自体がどんどん減っていく時代になるのかもしれません。
読書熱の高まり
こんにちは、つぶあんです。
最近読書熱が高まっていて本を読むのが本当に楽しいです。
2010年が電子書籍元年と言われてはや8年。日本における電子書籍の普及はそれほどでもないというのが私の印象。
アメリカでは本のない図書館が登場しています。
アメリカの「本のない図書館」"Bookless Library"が面白い! | つぶログ
今ではアマゾンがリアル書店の店舗をオープンしていて、少しずつですが紙の本への回帰も起きている模様。
電子書籍販売、米国で頭打ち 背景にデジタル疲れ、日本は規模拡大 (1/2ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)
私は電車で通勤していますが、紙の本を読んでいる人は少ない印象です。
ほとんどの人がスマホを操作していて、何をしているかはわからないもののゲームをしている人も多いのかもしれない。
活字離れという言葉はもう風化するくらい浸透していて、それくらい当たり前になっています。
読書のライバルはスマホゲームであり、SNSであり、まとめサイトなんだと思います。活字離れですが文字を読む量は逆に増えたというデータも聞いたことがあります。
しかし今は1ヶ月に一冊も本を読まないほうがむしろ多数派。
1ヶ月に1冊も本を読まない人は約半数、進む読書離れ…電子書籍市場は拡大も – ライブドアニュース
私は本を読むのが楽しくていくらでも時間を使ってしまうけれど、そんな人は少ないのでしょう。
考えてみれば私の通う図書館も一時期に比べて人が少ない印象です。
それでも本を読まないのはもったいない
個人的には文字の発明は人類史上最高の発明の一つです。
子どもの通う地元校で今日から読書週間。私は6年生にブックトーク「本の歴史40000年」。自分の気持ちや考えたことを知らない誰かや未来の誰かにも伝えたいと思うのは人間だけ、それを形にしたのが本。人類にとっていちばん大切な発明の1つだと思います、といったら深くうなずく子が何人も。
— tomoshibi22 (@tomoshibi22) 2017年10月13日
この意見に同感。
私は言葉が好きだ。人類の1番の発明は言葉を記録できる文字だと思う。千年以上前に生きていた人の書いたものが読めるなんて、魔法みたい。文字を読めるようになったとき、無限の本の世界が私の前に広がった感動が忘れられない。あのとき、私は文字のシャワーを浴びて、本に歓迎され、文字に祝福された
— 黄木 漆12.5ベルリン (@OugiUrushi10) 2017年12月7日
その文字を書きとどめる手法としてやがて本が登場しその優れたアクセス性から現代まで生き延びてきたというのが私の見解。
本を読まないのはもったいない。
本心からそう思いますが、別に強制できないし好きなことをすればいいと思います。
紙でも電子書籍でもいいんですが、やっぱり「本」という形態ほど情報がまとまっていてどこでも手に入るメディアはほかにはないです。
ネットで、SNSで、なんでも調べることができますが、著者や編集者の手が入った本が現在も一定のクオリティを維持しているのは間違いないでしょう。
一般向けの本なら1500円程度で購入できるのでお得なのもポイントが高いです。
本好きの未来はどこに?
これから紙の本が復権し、ミリオンセラーが連発!なんていう自体になれば嬉しいですが、おそらくどれだけ明るい未来を想像しても難しいでしょう。
本がそれまでの社会のあり方を変えてしまったように、いまネットやスマホが社会を変える入り口に私たちは立っているのかもしれません。
本の未来は暗い・・かもしれないが、やっぱり私は本が好きなんだなと思う。小学校の時に図書室で夢中になってホームズとかを読んだあの体験があるから贔屓してしまうのかもしれません。私1人が言ったらから何か変わる訳ではないけれど、好きなことは発信していきたいと思う。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年1月14日
しかしいまだに紙の本の方が市場が大きいし、まだ力は残っていると思う。パピルスとか消えていった形態はともかく本というメディアが良すぎたせいで生き延びている感はある。今はスマホがライバルだから分が悪いけど、これからも本には一方的に肩入れしていきたいね!
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年1月14日
これからどれだけ電子書籍が普及しても紙の本がまったくなくなることはないでしょう。
しかし、たくさん本を買う人ほどスペースの問題から電子書籍に移らざるをえない。
電子って紙の本に比べ利益が薄いと聞いたことがあるので著者や出版社の利益を圧迫することになったら悲しいと思います。
といいつつも紙+電子書籍というスタイルで今後もブログを書いていきたいと思っているので一読者としてできる応援はしていきたいと思っています。
まとめ
つらつらと書いてしまいましたが、それも本を愛するがゆえ。もうほとんど偏愛なのですが、惚れた弱みというやつかもしれません。
自分で曲がりなりにも文章を書くようになって、本の著者や編集者の人に対する尊敬の思いが強くなりました。
これだけブログの文章を書くのにも苦労しているのに、プロの出している出版物はあのクオリティですからね!(なかには違うものもありますが・・・。)
このブログを通して1人でも本に興味を持ってくれる人が増えたら、そのことに勝る喜びはありません。