時代を生き抜くためのおすすめの本10冊:「知識」を得るための本を読もう。

読書する姿 書評

現代においてなによりも重要なモノは「知識」と「アイデア」だ。それを得るには普段から学び続けなければいけない。

今回は時代を生き抜く知識を得ることのできる本を10冊紹介する。

あなたにきっと役立つ本があるはずだ。

時代を生き抜くための10冊の本

1.未来について知りたいのなら

<インターネット>の次に来るもの

ケヴィン・ケリー(Kevin Kelly)

私たちがこれからどんな未来を迎えるかを知りたいのなら『<インターネット>の次に来るもの』を読むのがいい。

シンギュラリティの本のようなぶっとんだ未来が描かれているわけではないが、それでもWEBを使ってどんなことがこれから実現していくのかが書かれている。

特に第一章のBEGINNINGは刺激的。

いま(この本が出た2016年)が未来の人たちからうらやましがられる、何かをはじめるのに最高の時代だということが書いてある。

さあ、今日から始めよう。

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

2.人生を考えるなら

LIFE PACKING 2.1

高城剛

これからの時代持ち物の選択はとても大事になってくる。大量生産、大量消費のパラダイムが変わってきたからだ。

そんな時代にどう生きるかを知りたいなら高城剛の『LIFE PACKING 2.1』を読むのが最適だ。

この本は続編で前作『LIFE PACKING 』の時点でモノを99パーセント処分していた高城剛がそこからさらに時代に合わせて持ち物を変化させた様子を知ることができる。

ただのカタログ本としてではなく、現代を生きる上でどのようにモノを選んだかの決意表明として読むのがおすすめだ。きっと自分のLIFE PACKINGを作成したくなるだろう。

ぼくのLIFEPACKING 2.0 ミニマリストに憧れて。 | つぶログ(TSUBLOG)

LIFE PACKING2.1―未来を生きるためのモノと知恵

3.日本の将来について知るなら

新・所得倍増論

デービッド・アトキンソン

ここのところ、というか数年以上前から日本が元気がないと言われる。テレビは日本賛美の番組ばかりだし、日本人の内向き思考が気になる。

この本はイギリス人の著者による日本経済への警鐘の書だ。日本人の生産性は低いとよく言われるがこの本を読むと納得する。

新規まき直しに必要な具体策を知ることができる面白い本だ。普通の日本論の範疇に留まっていない。

日本で生活か、海外で生活するかによるがこの本に書いてある知識が邪魔になることはない。

新・所得倍増論

4.考える方法をインストールするために

アイデア大全

読書猿

現代においてはアイデアがすべてと言ってもいい。新しいアイデアを得ることができればそれだけで一攫千金のチャンスをつかめるからだ。

この本は古今東西のアイデア法をまとめたもの。

個人的にはエジソンのノートと、ノンストップライティングが気に入っている。いずれも書くことによってアイデアをストックしたり、まとめたりするもの。

どんな人もこの本を読めば自分に合ったアイデア法を見つけることができるだろう。

そしてすぐに実践するとさらに効果的だ。

アイデア大全

5.時間をコントロールするには

神・時間術

樺沢紫苑

現代には忙しくない人などいない。

仕事や家事、プライベートなど誰もが用事に追い立てられるように生きていると言ってもいい。

この時代に時間を自分でコントロールできるとしたらどうだろうか?一歩ほかの人から抜きんでるための示唆に富んだ本だ。

著者は精神科医で作家。著作も多く、ブログ、メルマガも書いている。その時間術の神髄を知ることができるだろう。

神・時間術

6.想像を超える世界を知るには

謎の独立国家ソマリランド

高野秀行

武装勢力が跋扈し、海賊がはびこるソマリアのことを聞いたことがあるだろうか。

そのソマリアにあって独自に武装解除をして暮らしている独立国家があるという。

日本にいると知ることのできない世界の現状を冒険作家が取材した傑作ノンフィクションだ。現地に飛び込んで得た情報は生きた情報だ。

想像を超える現実に出会えるのも読書の楽しみのひとつである。

謎の独立国家ソマリランド

7.清らかで豊かな生活をつかむために

投資家が「お金」よりも大切にしていること

藤野英人

お金の大切さを知らない人などいないだろう。懸命に働き、仕事をしているのもお金を得るためだ。

しかし、日本ではいまだに「お金」に対するイメージがよくない。清貧がもてはやされるのもそうだ。

本書ではお金を得ても清らかな「清豊」を説いている。この2つは両立可能だと言うことだ。

幸せになるためにこの現実から目を背けることはできない。必読の書だ。

投資家が「お金」よりも大切にしていること

8.自由に生きるための最強の方法

「好き」を「お金」に変える心理学

DaiGo

これからは個人の時代がやってくる。その時に一番重要なのは自分なりの「好き」を持っていることだ。

この本では自分の「好き」をいかにして「お金」に変えるかということが書いてある。

読書家として知られるDaiGo氏だけにロジカルに「好き」をテーマに論理を展開させていく。

お金の貯め方だけではなく、使い方、与え方にも言及した新しい時代のスタンダードだ。

「好き」を「お金」に変える心理学

9.最も大事な発信力を鍛える本

「うまく」「はやく」書ける文章術

山口拓朗

インターネットの発達によって誰でも情報発信ができるようになった。私もこうしてブログで文章を公開している。

ブログだけではなくSNS、メール、仕事の文章など現代は書くことから逃れることはできない。

その時はこの本を読めばいい。各種フォーマットが紹介されていて誰でも読ませる文章を書くことができるようになる。

そのほか総発信時代に欠かせない知識が詰め込まれている。

「うまく」「はやく」書ける文章術

10.現代を生き抜くためのマニュアル

必ず食える1%の人になる方法

藤原和博

「100万人に1人」の人とはどういう人だろうか。

本書はまず100人に1人の人になるための条件から学んで行く。いきなり「100万人に1人」を目指さずに身近なところから始めるのだ。

いくつかの分野をかけ合わせることによって「100万人に1人」になる具体策が書いてある。

自分のブランドで仕事がしたいという人にとってはまさに人生のマニュアルになり得る本だ。

タイプ別に生き抜き方も書いてあるのですべての人におすすめしたい本だ。

まとめ

時代を生き抜くためには知識が必要だ。

これからは知識が最も価値を持つようになるだろう。スマートフォンの普及で時間を潰す方法は増えたものの、本物の知識を得るためには自分から探しに行かなくてはいけなくなった。

もちろん息抜きは重要だが、時代を生き抜くためには貪欲に学び続けなければいけない。

読書はそのための方法として最適だ。紙の本が邪魔だというなら電子書籍を読もう。

時代も国境も越えていくらでも学べる時代がやってきた。

さあ、あとはあなた自身が始めるだけなのである。

photo credit: dmitryzhkov 4_DSC9176 via photopin (license)

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