「It’s Only Rock ‘N Roll」国内盤とUK盤の比較

It's Only Rock 'N Rollの国内盤とUK盤 アナログレコード

ストーンズの「It’s Only Rock ‘N Roll」のUK盤を500円で入手できたので、すでに持っていた国内盤と比較してみました。

「It’s Only Rock ‘N Roll」のUK盤を入手!

先日ヤフオクをながめていたところ、「It’s Only Rock ‘N Roll」のUK盤が500円で出品されていました。

実は「It’s Only Rock ‘N Roll」はよく読んでいる「よたよたBlog」の記事にUK盤より国内盤のほうが音がいいと書いてあり気になっていました。

この記事を読んでいたので安く国内盤を入手していたんですが、500円なら買わない手はないと思い落札してみました。

一般にイギリスのアーティストのUK初期盤は人気があり、高額になる場合もあります。

どうして「It’s Only Rock ‘N Roll」はこんなに安いのかな、と思いましたが割と地味なアルバムであるということと、音があえてこもる感じに制作してあることも関係しているのかもと思いました。

「It’s Only Rock ‘N Roll」の詳細

日本盤はブログ記事によるとこの盤も輸入メタリマザーを使用しているということで、たしかに刻印から確認をすることができました。

It's Only Rock 'N Rollの国内盤ストーンズ
  • ROLLINGSTONESRECORDS
  • P-8474S-1
  • ST-RS-743197-F
  • PR 3
  • M-7-A

とあります。

UK盤には

  • ROLLINGSTONESRECORDS

という刻印があるほかは、

  • COC.59103.A2
It's Only Rock 'N RollのUK盤ストーンズ

と謎の刻印があるくらいでした。

PRはアメリカのPresswell Recodrsでプレスされたことを示す刻印なので、国内盤はUSからのメタルマザーを使用していて、UK盤はコピーマスターを使用してカッティングされたのではないかと思いました。

このあたりのことを考えるとオリジナルマスターはUSで、ヨーロッパなどそのほかの国はコピーマスターを使ったのかな、と考えたりも。

ただ、レコーディングは当時のミュンヘンで行われたようです。

ということはドイツ、イギリスなどでミックスダウンせずにマスタリングを行うUSにすぐにマスターを送ったのかもしれません。

ジャケットは国内盤がやや濃くて、UK盤のほうがツヤがすこしあるという感じでしょうか。

It's Only Rock 'N Rollの国内盤とUK盤

左がUK盤、右が国内盤

国内盤とUK盤の音の感想は

音の感想は…記事と同じになってしまって大変恐縮なんですが、国内盤のほうが鮮度が上で音圧も高い印象を受けました。

特にチャーリーのバスドラムのキックの音がリアルで、シンバルもきれいに鳴っています。

これはUS盤と同じメタルマザーを使っているからではないかと思うのですがどうでしょう。

記事にあるようにUK盤はコピーマスターからの独自カッティングなのかもしれません。

ストーンズで言えば、ローリング・ストーンズレコードを設立する前後の時期、ビートルズではモノラル期のUK盤などは高額で取引されています。

というのはアーティスト自身がミックスに立ち会ったり、マスターからの鮮度がいいとされているからです。

ただストーンズは税制の関係でイギリス以外にいることも多かったですし、以後のアルバムのマスタリングもアメリカの独立系スタジオにマスタリングを依頼しています。

ということは70年代後期以降のストーンズのレコードはUSを基準に考えてもいいのかもしれません。

実際にぼくが持っている「Tattoo You」のUS盤はマスタリング界の巨匠Bob Ludwigが担当していて迫力のあるサウンドが楽しめます。

まとめ

これまでいろいろ書いてきましたが、国内盤・UK盤ともたしか500円くらいなので1000円でここまで楽しめるなんてすごいと感じました。

ストーンズのUS盤はそんなに高くないものもありますが、UK盤は時期のよってはかなり高額になったりします。

国内盤でも70年代中期にはメタルマザーを輸入しているものもあるので、高音質が楽しめます。品質を考えると国内盤はかなりコスパがいいという気がします。

こういう細かい楽しみができるのも、アナログレコードならではですね。