シングル盤(7インチ)を買って聴いているうちにいろいろ思い出すことがありました。
シングル盤(7インチ)を買ってきた!
今日最近通っているレコード店、尾道レコードに行ってきました。
普通にアルバム(LP)も買ったんですが、安かったのでシングル盤(7インチ盤)も何枚か買いました。
知らない人も多いと思いますが、アルバムは33回転、シングルは45回転です。シングルとアルバムを聴くときには切り替えないといけないということですね。
ぼくの使っているレコードプレイヤーはシングルを聴くようにアダプターがついているので便利です。
どういうことかというとシングル盤は「ドーナッツ盤」といってこういう形状になっているからです。
シングル盤は1曲しか片面に入っていないので、本の3分くらいで終わってしまいます。
これで手間はアルバムを聴くのと同じくらいかかるので、効率だけを言ったらかなり悪いのかもしれません。(アナログレコード自体が、という話もありますが・・・。)
シングルは楽しい!
でも、シングル盤は楽しいのです!
なんだかレコード全盛期の10代のリスナーになった気分が味わえるからです。
シングル盤は大体500〜600円くらい。
いまの感覚でいうとワンコインっていう感じですが、当時のファン、特に子どもたちはお小遣いを握りしめて買いに行ったはずで、子どもにすればかなりの大金です。
だから、それこそすり切れるまで聴いたのでしょう。
ぼくが子どもから学生ころはCD時代でしたが、まだシングルが売れている時代でした。
縦長のシングルでいま思うと面白い形をしていました。
8cmシングルCDの縦型ジャケットの名作。 pic.twitter.com/FbfwurIeVm
— idolpopdatabase (@idolpopdatabase) 2017年4月8日
シングル盤の思い出
初めて買ったのはなんだったでしょうか。GLAYの「HOWEVER」かな?
もうGLAYは友達みんな聴いていて、CDをよく貸し借りしていました。GLAYはビデオ(VHS)でもシングルを出していましたね。
ミスチルとか、hideとかも借りました。
家でシングル盤を楽しんでいて、こういう感覚って最近感じていないよなと思いました。
自分が好きな音楽が昔のロックが主だということもあるんですが、シングルの発売日をチェックしてショップに買いに行って、何回も聴いて、テープやMDに入れる。
シングルを買ってきて、何回も聴くっていう経験は今では失われたものになりつつあるのかな?今日はたくさんシングルのレコードを見せてもらったけど、すごい楽しかった。ジャッキー・チェンの曲とか買えばよかった笑
ネットがあるからな〜— つぶあん@本 (@ttsubuan) 2018年4月27日
いまではYouTubeがあるし、ストリーミング配信でしかシングルを出さなかったり、そもそもシングル時代を出さないアーティストも多いです。
ヒットチャートをチェックして一喜一憂するなんていうこともありましたね。
時代によって音楽への親しみ方が変わるのは当然。いまは定額で聴き放題と言うこともある時代です。
この便利さを一旦知ってしまうと、なかなかかつての時代には戻れないです。
しかし、シングル盤で音楽を楽しんでいた時代はなかなか面白い時代だったのではないかと思います。

まとめ
ラジオで、テレビで、流れてきた曲のシングルを買う。
いまではあまりなくなった習慣かもしれませんが、いい時代です。
無料で音楽に触れることも可能な時代になりましたが、片面3分の盤を何回もくり返し聴くという体験は得がたいものです。
きっと脳に刻まれるように、自分自身の思考回路をつくっていって、青春の思い出になっていったのでしょう。
それが、BeatlesやStones、Oasisだったりすると最高ですね。