投打で高い成績を残している大谷翔平選手は今シーズンのアメリカンリーグ新人王を受賞できるのでしょうか。
予想としては僅差で新人王を受賞するのではないかと思います。
守備にはついていないものの、投手としての活躍もありますしデータの裏付けもあります。
大谷翔平はMLBで新人王を取れるのか
MLBで20本塁打を超えるなど破格の活躍を続けるロサンジェルス・エンジェルスの大谷翔平選手。
投手としてはトミー・ジョン手術不可避という悲しいニュースもありましたが、打者としては新人王も期待できる活躍を続けています。
日本のMLBファンからしてみると大谷選手が新人王を受賞できるのか気になるところ。チャンスは一生に一回のため重要な局面にあるといえます。
MLB公式サイトには新人王レースの記事が掲載されていて、大谷翔平選手は第3位の評価。
Rookie of the Year Award races have new leaders
1位はニューヨーク・ヤンキースのミゲル・アンドューハ選手。三塁手でOPSで.851、3割近い打率と25本塁打を記録しています。
大谷翔平選手は投手として4勝、打者としてOPSで.925、21本塁打を記録しています。
公式サイトのポイントだとアンドューハ選手が93ポイント、大谷選手が85ポイントと僅差。
Ohtani has succeeded in doing what almost no one thought possible. He’s a two-way player and performing both tasks at a high level.
投手と野手という2つの役割を高いレベルでこなしていると高い評価を得ています。
数値と現地の評価は?
MLBで普及しているWARというデータ(そのポジションの代替可能選手(Replacement)に比べてどれだけ勝利数を上積みしたかを数値化したもの)では大谷選手が打者として2.6、投手として1.2の合計3.8を記録しています。
Shohei Ohtani Stats | Baseball-Reference.com
ミゲル・アンドューハ選手は4.4を記録しています。(いずれ数値はBaseball referenceのもの)
Miguel Andujar Stats | Baseball-Reference.com
ちなみに262安打を記録した年のイチロー選手は9.2でMLB全体1位。平均的野手、投手で2.0が兵十ンとされていますので両選手ともハイレベルな成績を残していることになります。
OPS+という数値ではアンドューハ選手が124に対して、大谷選手が151と上回っています。
現地記者の評価も別れている様子。
僅差で大谷翔平選手が受賞するのではないかとの予想も上がっています。
Shohei Ohtani (.292/.374/.583), hitting cleanup for the @Angels today, is having one of the 10 best rookie hitting seasons (min 300 PA) since 1947 integration https://t.co/Ag8ZsJ4mkt
He can pitch a little, too. Of course he’s going to win the AL Rookie of the Year. #MLBlive pic.twitter.com/wQMbxYpZOd
— Mike Petriello (@mike_petriello) 2018年9月20日
エンジェルスの監督、マイク・ソーシアも大谷選手が新人王に値するという評価をしています。
Angels manager Mike Scioscia says Shohei Ohtani pitched enough to win Rookie of the Year https://t.co/nodNNa9bu8 pic.twitter.com/bOw8ZYKA87
— L.A. Daily News (@ladailynews) 2018年9月15日
新人王受賞の可能性は?
個人的には大谷翔平選手が僅差で新人王を受賞するのではないかと予想しています。
ただ、懸念材料もないではありません。
それは打者大谷がDHであり、アンドューハ選手が内野を守っているという点。MLBでは守備にも高い関心が払われ、打者に専念できるDHよりも内野を守るアンドューハ選手を評価する記者もいると思われます。(新人王は記者投票)
WARでアンドューハ選手が大谷選手を上回っているという点も気になりますし、アンドューハ選手はレベルの高いアメリカンリーグ東地区でプレーオフ進出を争う中レベルの高い成績を残しています。
二刀流でMLB史に残る活躍をしている大谷選手ですが、逆に故障もありどちらか一方の役割では単純な仕事量が減っている計算になります。
それでも投打両方でMLBで結果を残した大谷選手を新人王に推します。
投手としての活躍は結果的に少なくなってしまったといっても、同じシーズンで両方を高いレベルでこなしたのは素晴らしいことです。
この評価は守備の評価をおぎなってあまりあるのではないでしょうか。
まとめ
チームの成績も影響を与える可能性もあり、エンジェルスが勝率5割わっている事実も気になります。
ただ二刀流での成績となるとベーブ・ルースレベルまでさかのぼらないと歴史上でもいないだけにぜひとも新人王を受賞してほしいと思います。
故障の状態も気になるところですが、今シーズンは残りの試合を完走してもらい、新人王を受賞して気持ちよくシーズンを終えることを願っています。
MLB見るならMLB.TVでしょ!ということで2018年シーズンも契約しました。大谷翔平も見放題!
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