Queenが197「Sheer Heart Attack」を紹介します。
Queenのサードアルバム
本作「Sheer Heart Attack」はQueenのサードアルバムで1974年に発表されました。
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前作である「Queen Ⅱ」はブライアンのサイド(A面)、フレディのサイド(B面)に別れていました。
Queen流のシンプルなハードロックで、前作の大作主義からは傾向が変わっています。
Queen流のハードロックと前作までの「Queen Ⅱ」の路線を融合させたイメージ。
ただ、シンプルな、といってもそこはQueenなのであれこれ仕掛けなければ気がすまなかったようです。
本作のレコーディング前にブライアンは入院し、全面的には参加できなかったようです。
退院するとブライアンがレコーディングできるよう、ギターのパートだけを残してほぼ曲が完成していたみたい。
本作タイトルの発案はロジャー。
ただタイトル曲である「Sheer Heart Attack」は本作には収録されず(間に合わなかった)、「A Day at the Races」に収録されることになります。
Zeppelinの「Houses of the Holly」のパターンですね。
このアルバムでの有名曲はなんといっても「Killer Queen」ですね。
大ヒットし、それまでQueenを評価していなかった層にまでファンを広げることになりました。
「Frick of the Wrist」はマネジメントの強欲ぶりを皮肉った曲。
でも、この曲シングルとして出したりライブでやったりしているのでなかなかの恨みっぷり。
ロジャーファンに一番人気だという「Drowe」風でもあります。
このアルバムにはライブでの定番曲も多く収録されています。
「Brighton Rock」「Stone Cold Crazy」などです。
この盤を含むQueenの2011年リマスターはマスタリング界の巨匠、ボブ・ラドウィックによってリマスターが施されています。
オリジナルマスターからリマスターされたアルバムはアナログライクな風味でこのアルバムをより楽しむことができますよ。
まとめ
「Queen Ⅱ」は素晴らしいアルバムですが、あの路線をずっと維持していたらQueenが今のような評価、セールスを獲得できたでしょうか。
その意味で「Sheer Heart Attack」は重要な作品と言えます。
ぜひ、聴いてみてください。
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