最近アーティスト自身の名前を冠した、いわゆる「セルフタイトル」もアルバムって名盤が多いな、と気づきました。デビューだったり、自信作だったり、さまざまな理由があるようです。
セルフタイトルのアルバムは名盤率が高い説
音楽が好きになるといろいろなアルバムを聴くようになると思います。
芋づる式に聴いていったりして楽しいのですが、一つ気づいたことがあります。
それはセルフタイトルのアルバムは名盤が多いという説です。
セルフタイトルとはバンド名やアーティスト名などがそのままアルバムのタイトルになっているものです。
まず思いつくのはビートルズの「ザ・ビートルズ(ホワイトアルバム)」でしょう。
ビートルズの2枚組アルバムでタイトル通りビートルズの表現できるサウンドに挑戦した多様なアルバムです。
次はレッドツェッペリン。
レッドツェッペリンのデヒューから4枚目までのアルバムはタイトルはバンド名で、Ⅰ〜Ⅳとなります。(厳密には4枚目はノンタイトル)
フリートウッドマックにも飛躍のきっかけとなった「フリートウッドマック」というアルバムがあります。(邦題はファンタスティックマック)
たくさんあるセルフタイトルのアルバム
どんどんあげていきましょう。
ローリング・ストーンズ「ザ・ローリング・ストーンズ(デビューアルバム)」
ボブ・ディラン「ボブ・ディラン(デビューアルバム)」
ウィーザー「ウィーザー(複数あり、それぞれジャケットの色によってザ・ブルー・アルバムなどと呼ばれる)
キンクス「The Kinks」
ジョージ・ハリスン「George Harrison(邦題:慈愛の輝き)」
メタリカ「METALLICA」
日本だと、
はっぴいえんど「はっぴいえんど(ゆでめん)」
などがあります。例をあげれば各ジャンル枚挙にいとまがありません。
ぼくがセルフタイトルに名盤が多いと感じたのは、セルフタイトルをアルバム名につけるときは、アーティストの変わり目だったり、自信があったりするからではないかと思います。
ビートルズのホワイトアルバムにいたってはジャケットが真っ白なわけですから、原点にして頂点といえるかもしれませんね。
まとめ
セルフタイトルはデビューアルバムだったり、さきほども書いたように変化のタイミングだったりするところが面白いのだと思います。
ぼくはロックバンドのメンバーが別働隊としてリリースしたソロアルバムが好きなのですが、理由としては同じようなことかもしれません。
セルフタイトルのアルバムはこれまでもたくさんあったし、これからもたくさんリリースされていくでしょう。
ほかのアルバム名のときはもちろん、好きなアーティストがセルフタイトルのアルバムをリリースしたらどんな思いでアルバムを作ったのかという点に思いをはせるとより楽しいかもしれません。
Photo credit: B Rosen on Visualhunt.com / CC BY-ND