ローリング・ストーンズの最新ツアー「No Filter」ツアーが2017年〜2018年で一番収益を上げたツアーになったり、ボブ・ディランがフジロックで元気なパフォーマンスを見せたりと、ロック好きにとってはうれしい話題が続いているここのところ。
ロック界では相変わらずベテラン勢が元気です。
The Rolling Stones Are Making $10 Million a Night
ストーンズにしてもディランにしても、お金だけならもっと楽に儲ける手段はあるはずですが、身体に負担のかかるツアーをここまで続けられているのは本当に尊敬できます。
ストーンズ経由でブルースを聴き始めた人って多いんだろうな。
キースもこのように発言しているし、いまでもブルースのカバーをするくらいだからな。
「俺たちの演奏を聴いたやつがマディやジミー・リード、ハウリン・ウルフ、ジョン・リー・フッカーを知ってくれれば、それで良かったんだ。」
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年8月24日
キース・リチャーズはこのように発言してもいますね。
ジェリー・リー・ルイスやチャック・ベリーを聴いた俺たちは、まるで雷に打たれたような気分になったんだ。そして、それをきかっけにいろんなことが知りたくなった。チャックがいたのはチェス・レコードだ。そしてチェスには、マディ・ウォーターズがいる。チャック、マディとここまできたら、チェスに所属するアーティストをすべて聴き、その次は、次はレッド・バード・・・。それから俺は、チャックのレコードに書かれているミュージシャンの名前をチェックした。次にボ・ディドリーのレコード・・・。挙げていくといくときりがないな。で、自分もこうなりたいって思ったんだよ。
ストーンズが初期のころはブルースカバーバンドだったことは有名ですが、ストーンズは次の世代にブルースを伝えるという役目を果たしたと思います。
ブルースがストーンズやツェッペリンなどのロック勢によって息を吹き返したことはよく知られています。
ロックの後押しがなくても、ブルースはなくならなかったとは思いますが、いまのような立ち位置にはいなかったはず。
ストーンズはロックだけ、ブルースだけやっているようなイメージながら時代に合わせて演っている曲をアップグレードさせている。60年代の若者に受けるような曲を書いていた人が、いまの時代の人の心を打つ曲を書けるのがすごい。で、60年代の曲をいまもやっているという。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年8月24日
元オアシスのノエル・ギャラガーはビートルズをリスペクトしていることで知られていますが、直接のルーツはせックス・ピストルズなどのパンク勢やストーンローゼスなどでした。
こういうことを考えるとレジェンド級のミュージシャンは自分のルーツとなる音楽を後世に伝える役目を果たしているんだな〜と思います。
音楽の楽しみ方のひとつにルーツをたどっていくというものがあると思っています。たとえば、OASISを聴いて、ビートルズ、ストーンズ、ザ・フーを経て、R&Bやブルースに至るという。自分の好きな音楽の影響ってどうしても出てしまうものなので、そういうところが面白いですね。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年8月24日
まとめ
ルーツをたどるっていうことの楽しさをぼくも発信していけたらいいな、と思います。
photo credit: Spector1 Rolling Stones Duke University Durham NC 10/8/05 via photopin (license)