ロックは世界史と切り離しては考えることができない

音楽

ロックを聴いていると歴史との関係を考えることがあります。

ロックから歴史を考える

ふと、思ったことシリーズです。

それは、**世界史はロックと関係ある*ということです。

ロックでいうと、60年代にビートルズがインドの楽器シタールやインド音楽の要素を取り入れたり、また70年代にはレゲエブームがありました。

▲ビートルズ初のシタール導入曲「Love You To」

これはインドやレゲエ発祥の地ジャマイカがイギリス領であった関係から移民などが現地の音楽を持ち込みそれがロックに影響を与えた例です。

そもそもロックに大きな影響を与えたブルースなど黒人音楽はアメリカに連れてこられた黒人たちに伝わる音楽やそこから生まれた音楽を元にしたものです。

ブルースにしても、レゲエにしてもヨーロッパとは関係なくても耳の肥えた音楽ファンによって“発見”された可能性はあります

でもローカルな音楽の中で直接的にロックに取り込まれたかどうかはわかりません。

個々の歴史の是非についてはここでは触れませんが、ある種“発見”されたことにより、多くのリスナーの耳に素晴らしい音楽が届いたことは事実です。

ビートルズがいなければ、ストーンズがいなければ、日本に住むぼくがアメリカのトラディショナルな音楽に触れることはなかったかもしれません。

キース・リチャーズは

俺たちの演奏を聴いたやつがマディやジミー・リード、ハウリン・ウルフ、ジョン・リー・フッカーを知ってくれれば、それで良かったんだ。

と発言しています。

▲ストーンズのレゲエカバー「Cherry Oh Baby」

「ロックとレゲエのベスト・クロスオーバー・ソング TOP17」を英音楽誌Classic Rockが発表 – amass

まとめ

ストーンズが取り上げたことで、若いファンに聴かれたブルースマンたちの音楽がたくさんあります。

人類の営みである以上、音楽も歴史から切り離しては考えられないのですね。

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