福山市の邂逅レコードで日本でのブルース史を語る上で欠かせない名盤「RCAブルースの古典」を購入しました。
RCAブルースの古典のアナログレコード!
福山市に新しくオープンしたレコード店、邂逅レコードで日本のブルース史を語る上で欠かせない名盤である「RCAブルースの古典」を買ってきました。
2回目の邂逅レコードでブルースの名盤を購入!【2019/11/25】 | つぶログ書店

1971年の最初の盤はボックスに入ったものですが、今回購入した1975年盤は簡易ケースになっていて、帯の部分を開きレコードを出し入れする形式のジャケットになっています。
このアルバムはCDを持っていますが、レコードでも聴いてみたいと思ったので買ってみました。
日本が世界に誇る名コンピ!「RCAブルースの古典」 | つぶログ書店

▲こちらが曲目です。

CDはボーナストラックを追加しての2枚組に編集されていましたが、リリース当初はレコードで3枚組のボックスでした。
レコードの面ごとにコンセプトを持って編集されているので、より音楽を楽しみやすいと感じました。
CDだやスマホで聴くときはどうしても面ごとのコンセプトがわかりにくくなってしまうのでこれはレコードのメリットだと思います。
- Side 1:初期のカントリー・ブルース
- Side 2:メンフィス・ブルース
- Side 3:ジャグ・バンド
- Side 4:30年代のミシシッピー・ブルース
- Side 5:ピアノ・ブルース
- Side 6:シティ・ブルース
戦前の録音がメインなので音質的には当然現代のものに劣りますが、アナログの質感で聴くとより当時の情景が思い浮かぶような印象を受けました。
充実の解説書!

「RCAブルースの古典」といえば、充実した解説書も有名です。
CDでも解説はしっかりとついていましたが、レコードに付属していたものとは内容が違いました。
ブルース(黒人音楽)の歴史についても触れてあるので、これだけでかなり詳しくなったような気分ですね。

▲日本語表記での曲目と「すいせんの言葉」。

各楽曲とアーティストの詳細な解説があり、内容を理解するのに役立ちます。
「RCAブルースの古典」はレーベルの関係から戦前の超大物ロバート・ジョンソンなどは収録されていません。
その分、アーティストの来歴などがわかるのはうれしいです。
まとめ
今回気づいたのはアナログレコードの質感が戦前ブルースの雰囲気にぴったりだということです。
出た当時は「ブルース好きならこれを持っていないと!」と言われるようなアルバムだったので、レコードで買うことができてよかったです。
ブルース入門に最適!『アナログレコードで聴くブルース名盤50選』 | つぶログ書店