最近クイーンをよく聴いているのですが、ファンの間で賛否両論の「Hot Space」が気に入りました。
ロックバンドの意欲作が好き
以前にバンドが変化する時期が好きだという記事を書きました。
Zeppelinなら「Led Zeppelin Ⅲ」、「Houses of the Holy」。
ストーンズなら「Goat Head Soup」、「Black And Blue」。
オアシスなら「The Standing On The Shoulder Of Giants」あたり。
バンドの活動が停滞していたり、新しい挑戦をしたりということがあります。
それまでの路線とは違う曲、アルバムを発表する時期が好きなんですね。
クイーンがブラックミュージックに接近した「Hot Space」
最近クイーンにハマっています。
Spotifyでオリジナルアルバムを聴く中で気に入ったのは1982年の「Hot Space」です。
クイーンのオリジナルアルバムはほとんど聴いたことがなく、「Greatest Hits」ぐらいでした。
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このアルバムはディスコ/ブラックミュージックに接近し、クイーンらしいサウンドを求めるファンには賛否両論だったそう。
一曲目の「Staying Power」からグルーヴィーな感じで最高。
ぼくはジョン・ディーコンのベースが好きかもしれません。
マイケル・ジャクソンが「Thriller」を制作する時に聴いていたのがこの「Hot Space」らしいです。
クイーンのアメリカでの最大のヒット曲になった「Another One Bites the Dust」マイケルの助言でシングルカットされたもの。
このアルバムを聴き込んでいくと「Thriller」「Bad」あたりの雰囲気を感じることができます。
このアルバムもクイーンの作品としてはそこまで評価は高くないようです。
気に入ったのは「Staying Power」「Dancer」「Back Chat」の冒頭3曲。
▲デヴィッド・ボウイとのコラボ「Under Pressure」も。
ベースのリフが印象的なこの曲はベーシストのジョン・ディーコンの作曲。
バンドとしての新しい挑戦
ロックバンドが他ジャンル、例えばファンク、レゲエ、エレクトロニカなどにチャレンジすると、昔からのファンには評価が低くなることがあります。
他ジャンルを取り入れることでそれまでにはない層のファンに届くこともあります。
また、流行だからと新しいジャンルに挑戦してもいい出来にならずヒットせず、評価を得られないことも。
そういう意味で、作品としての「Hot Space」の完成度はすごく高いとぼくは思います。
最近本格的にクイーンにハマっている。
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) July 14, 2021
オリジナルアルバムをSpotifyで聴いていて気に入ったのが「Hot Space」。
こういうサウンドが元々好きだし、バンドが意欲的に新しいサウンドに挑戦したアルバムが大好きなので。#Queen #HotSpace pic.twitter.com/E8xynlAGXc
まとめ
「Hot Space」、ぼくは大好きですよ!
いまのところSpotifyだけですが、CDでも欲しくなりますね。
ぜひ聴いてみてください。
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