自分のレコードコレクションに4チャンネル盤でした。
すでに持っているレコードが4チャンネル盤だった!
4チャンネルレコードを知っていますか?
そう、いまの5.1サラウンドが出てくるよりもずっと前にアナログレコードでサラウンドのようなレコードが出ていたのです。
今回コレクションしていたサンタナのレコードをふと見てみたところ、4チャンネルレコードであることを発見しました。

すでに持っていたサンタナの「サンタナⅢ」が4チャンネルレコードだった。不覚にも見落としていた。たぶん500円くらいで買ったもの。4チャンネルレコードの再生環境はないんだけど、なんか嬉しい。ちょっと得した気分。 pic.twitter.com/ssQcDWFRTE
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) July 7, 2019
4チャンネルレコードとは
4チャンネルレコードは新方式として当時のレコード会社各社がそれぞれ開発したものです。
今回見つけたSQという4チャンネルレコードの方式ははアメリカのCBSとソニーが開発した方式です。
ジョン・レノンの「イマジン」も4チャンネルレコードとして発売されているものがあります。(ソニーとは方式が別。)

▲レーベル面にもSQという4チャンネルレコードのマークがしっかりと記載されています。
ここまで書いてあるのにまったく気づいていませんでした。
今日気づいたのも、このアルバムの見開き部分のクレジットにSQのマークがあり、「もしや!?」と中を見てみたのがきっかけです。

▲簡単な説明はこちら。
4チャンネルレコードの仕組み
しっかりと4チャンネルレコードの仕組みの解説書も封入されていました。

▲解説文はこちら。
普通のステレオ(2チャンネル)のレコードはV字に溝が刻まれていて、そこに針が当たることで左右の音が出る仕組みになっています。

▲図解で見るとわかりやすいです。
4チャンネルレコードは溝が4つになっていて、独自の針の動きが必要になるとのことです。
音の方向としては左、右、後方左、後方右から音が出ます。
スピーカーなど対応の機器でないと4チャンネルとしての再生はできませんが、普通のプレーヤーでかければ通常のステレオとして再生されます。
普通にかける分にカートリッジの交換などは必要ありません。
クレジットの部分に4チャンネルミックスを行ったエンジニアの名前が書いてあったのですが、アルバムが完全に別ミックスかどうかについてはわかりません。
4チャンネルレコードのラインナップ

▲解説書の裏には4チャンネルレコードのラインナップが記載されていました。
ポピュラーのほか、クラシックもあったみたいです。
まとめ
4チャンネルレコードの再生環境は今のところないんですが、まさか自分が持っているとは思っていなかったので嬉しい驚きでした。
4チャンネルレコードには通常のアルバムとは別ミックスのアルバムもあるみたいなので、見つけたら買って見たいです。
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