最近野球を見ていて思うことがあります。それは失敗ではなく結果のポジティブな面を見た方がずっといいこと。失敗をとがめるのは一時的なことにしてよい面を見た方がずっと幸せではないでしょうか。
野球を見ていて思うこと
野球中継を見ていると、ひいきのチームの結果が思うようにならないことはよくあるものです。
そんなとき聞こえてくるのが
「また打たれた!」
「チャンスで打ち上げた!チャンスに弱い!」
などという言葉です。
ぼくも野球好きですからよくわかります。
愛するがゆえの発言だろうと思うからです。
しかし、なんだか違和感も。選手は勝利のために一生懸命頑張っています。
試合の時だけではなく、練習も長時間行っているでしょう。
打撃は3割、投球も6回を3失点で抑えれば合格点だと言われる時代。
野球にミスはつきものです。
どうしてそんなにマイナスの面ばかりを言うのだろうと思うのです。
インコースが得意な選手にインコースのボールを投げて打たれたり、毎度毎度外角の落ちる球に空振りしているのだったらわかります。
そこに反省や実験がないのですから。
しかし前向きな挑戦はほめるべきではないでしょうか。
結果がすべてのきびしい世界でがんばっている選手を応援するのですから、そこに優しさがあってもいいように思います。
この考えは甘いのかもしれません。
失敗をとがめるのではなく、次への糧にするように心がけているようにしたいものです。
イチロー選手も8000回以上の悔しさに耐えてきたことが誇りだと言っています。
野球観戦に行くといつも選手たちの練習風景を見ます。
それは試合への取り組みであったり、準備が参考になるからです。そして試合では見ることができない一面を見ることができるからです。
特にキャッチボールは毎回驚きます。山なりではなく弓のような送球を長い距離でしているからです。
プロだから当たり前なのかもしれません。
しか、その身体能力を備えるまでにどれだけの練習と努力が必要だったか想像もつきません。
せっかく野球を見るのなら選手のいい面をみたい。
これは野球だけではなく、人生についての考え方かもしれません。
ネガティブな面よりもポジティブな面を見る人間でありたいと思います。
もちろん、ただポジティブなだけではいけません。
おわりに
時には失敗について原因を探すことも必要でしょう。
だからといって人前で怒るようなことが必要だとは思いませんし、楽しみで見ている野球で失敗をとがめるような見方は必要ありません。
その時だけ悔しがり、落ち込んで、またいい面を見ればいいのです。