【ピンク・フロイド】アムバム2枚を投入するセトリがすごい【1977】

live 音楽

ピンク・フロイドのことを調べていて1977年のセットリストを見ました。

この時期のセットリストがすごかったので記事にしてみます。

ピンクフロイドの1977年のライブ

ブロガーのつぶあんです。

ぼくは60〜70年代のロックが好きなんですが、当時の音楽はいい意味で現代とは大きく違います。

ライブの構成なんかも違います。

最近、ハマっているピンク・フロイドのツアーについて調べていました。

特に1977年のアルバム「アニマルズ」に伴うIn The Fleshツアーのセットリストがすごいです。

何がすごいかというと、当時の新作「アニマルズ」、そして前作の「炎(Wish You Were Here)」をアルバム全曲そのままの曲順で演奏しているのです。

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1977年In The Fleshツアーのセットリスト

ここにセットリストを書いておきます。

  • Animals
  1. Pigs On The Wing 1
  2. Dogs
  3. Pigs (Three Different Ones)
  4. Sheep
  5. Pigs On The Wing 2
  • Wish You Were Here
  1. Shine On You Crazy Diamond (Parts I–V)
  2. Welcome To The Machine
  3. Have A Cigar
  4. Wish You Were Here
  5. Shine On You Crazy Diamond (Parts VI–IX)
  • encore
  1. Money
  2. Us And Them

アルバムまるごと再現ライブという例もないではありませんが、2枚まるまるというのは聞いたことがないので驚きました。

ピンク・フロイドは1973年の「狂気(Dark Side Of The Moon)」もヒットしているし、そこにも人気曲はあります。

でも、ライブ本編はアルバム2作のみ。

アンコールで「狂気」からMoneyとUs And Them。

自分たちのやりたいようにライブを演出できるようになった

ライブといえば、新作からの曲とそのバンドの代表曲などから構成されます。

今ってこういうセットリストでライブをやってるバンドってあるのでしょうか。

ピンク・フロイドがアルバムのコンセプトを重視するバンドであることはわかりますが、ここまでやるのか、というのが感想。

あとは「アニマルズ」のジャケットに登場する豚の風船を会場内に飛ばしたり、セットにこだわっているので他の曲をやる余裕もないのかも。

Moneyは例外的にアメリカでシングルカットされ、ヒットしていますが他の曲は組曲の中から取り出して演奏するのは適さないという判断もあったかもしれません。

「狂気」の大ヒットでライブに関しても、演出面を含め自分たちのやりたいようにやれる環境が整ったのかもしれませんね。

まとめ

考えれば考えるほど、ピンク・フロイドはメジャーなバンドでは異質な存在だな、と思います。

ポップなサウンドでもないのに歴代でも有数のセールスを誇っている。

それだけの存在だからこそ、自分たちのコンセプトをまるまる伝えるツアーを実現できたのでしょう。

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