ポール・マッカトニーの最高傑作は「RAM」だと思います。
ポール・マッカトニーの最高傑作は?
ポール・マッカトニーという人はビートルズ解散後もコンスタントに活動を続け、アルバムだけを見てもものすごい数を作っていますし、近年ではライブも積極的に行っています。
ふと考えてみたことがあります。
それはポール・マッカトニーの最高傑作はどれなのか?ということです。
ソロ初期か、ウイングス時代か、それ以降か、最近の作品か。
ぼくの好みはずばり「RAM」です。
ポール・マッカートニーの最高傑作は「RAM」かもしれない。
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) June 26, 2019
名盤「RAM」の好きなところ

「RAM」は1971年に発売されたビートルズ解散後のソロ第二作です。名義は妻のリンダとの共作です。
ソロデビュー作の「McCartney」がシンプルなつくりでビートルズ時代のサウンドを期待されたファン・評論家から批判をあびました。
それに奮起したのか、ポールらしいポップさ、メロディーというものが全編にわたって散りばめられ、ロックらしい部分も見えます。
やっぱりポールのシャウトは最高!と思いますね。
「Uncle Albert/Admiral Halsey」では、ポールらしいメドレーっぽい曲調が楽しめます。(しかし、ポールという人は本当にメドレーっぽい曲が好きですね!)
「Ram On」のようなウクレレの小品もいいですね。
「RAM」が傑作になった理由は?
「RAM」が傑作になったのはポールのソングライターとしてのキャリアが油に乗った時期だったということもありますが、外的要因も大きいと思っています。

▲ジョン・レノンの「イマジン」ではおまけとして、このアルバムのジェケットをパロディーにしたポストカードがついていました。
「イマジン」は「RAM」のあとに発売されたので、パロディーにしたおまけをつけたんですね。
のちにジョンの自宅をポールが訪れるくらいに仲直りをする2人ですが、この時期は「イマジン」の収録曲が随所にポールを皮肉るものであるようにピリピリとした緊張感がただようものでした。
そういう緊張感がアルバムをつくる上でプラスに作用したんだと思います。ビートルズ解散後時代の流れに取り残されたらまずいという感じもあったかもしれません。
アルバムの曲調もいろいろ楽しめますし、ロックを聴き始めた人にもおすすめできる名盤です。
まとめ
ポップに、メロディーに、ロックに、と「RAM」はポール・マッカトニーのいいところ全部乗せという感じでとても大好きなアルバムです。
ウイングスを結成し、全米ツアーも成功させるポールですが、アルバムはこれがいちばんいいですね。とにかく曲が粒ぞろいで素晴らしい!
ぜひ聴いてみてください!