紙の本と電子書籍の読む量のバランスはいつも変化し続けています。紙の本のよさを生かして、うまく共生していってくれたらいいですね。
ここ数年で読書環境が大きく変わった
子どものことから本を読むのが好きで、ぼくの人生は読書とともにあったと言っても過言ではありません。
そんなぼくにとって、ここ数年くらいの読書環境の変化というのはかつてないほど変化が大きかったと思っています。
小さい頃から大学生、そして就職するくらいまでは当然ながら紙の本がメイン。
そこに Kindle がアプリの形で入ってきて、次に電子書籍端末やタブレットなどが入ってきました。
かつてないと表現したのは、一部の先進的な人だけが読書環境の変化を体験しているのではなく、ぼくのような一般人でもその恩恵にあずかれるポジションにあるという点です。
最初に電子書籍にふれたのは iPhone4S のころで、それから何年か経ちましたが、最近はかなり電子書籍の比率が高まっていました。
Kindleやその端末が自分の生活に入ってきたのは、自分の読書生活の中でも結構大きいことだと感じている。
それがごく普通の一般人であるぼくの元にも別に無理をしなくても手に入るレベルで浸透しているのがすごい。
車ほど高くない「本」というメディアの特性もあるけど、浸透スピードが早い。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年8月1日
電子書籍と紙の本を両方使うのが普通になってきた
というのもぼくは、電車で通勤していることもあり何冊も本を持ち運べないという事情があります。
iPhone、Kindle Paperhohowhiteで好きな本を読むということの便利さにすっかりなじんでいたのです。
それと同時に書店や図書館通いも相変わらず続けていました。
時期によって紙の本と電子書籍の読む比率は変わったりしますが、次第に両方をミックスして読書するのが普通になっていったのです。
そこで気づいたのは、本を読むとき、「紙」と「電子書籍」をどちらか一方にしぼるよりかは両方を使い分けしたほうがいいということです。
紙の本と電子書籍の両方をミックスするのがもはや普通のことになってきた。
環境によって、時間によって、それぞれのいい点が異なるので「使い分け」をするとより本を楽しむことができる。
ただ、紙の本にはいいところがたくさんあって、その点を大切にしていかなければとも思う。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年8月1日
紙の本と電子書籍のいいところ
電子書籍のメリットといえばなんといってもその手軽さでしょう。どこでも本を買えるし、同期さえしていればどの端末でも読書箇所を同期できたり、ハイライトがシェアできたり。
紙の本のいいところは、「モノ」としての所有感、一覧性の高さ、頭への入ってきやすさ、などです。
個人的には小説はどうも電子書籍では読みにくく、紙の本のほうがよく読むことができます。
しっかりと取り組む本、専門書のようなタイプの本は紙のほうがいいですね。
紙の本はやっぱりすのすごい。伊達に何百年も残っていない。本の最初の方を読んでいて、いきなり最後の方を開くこともできる。何度でも読める。電子書籍でもできなくはないけど、現状まだ発展途上という感じで。スペースの問題はあるけど、積極的に読んでいきたい。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年7月31日
「本」の使い分けと今後について
紙の本、つまり私たちがいま普通に書店で買えるタイプの本は人類の歴史からすると歴史は浅いかもしれません。(もちろん、木簡とかパピルスの時代から数えるとかなり長いです。)
ただ、当然ながら電子書籍よりは歴史が長いわけで、習慣レベルでの浸透具合はまだまだ紙の本のほうが上です。
音楽で新しい媒体が出てきても、古いフォーマットが滅びることなく続いているように「読書」という分野でも用途や嗜好などで読む媒体を使い分けする時代が普通にやってきそうです。
熱心なファンに向けて豪華な装丁で限定部数の豪華本を発表する作家もいるでしょうし、電子書籍では双方向につながる特性を生かして「バズ」を起こしてくる人もどんどん出てくるでしょう。
まとめ
「本を読む」という行為自体は今後もなくなることはないと思っていますが、「どうやって」読むかということは変わり続けるでしょう。
ただ、紙の本には読書界の「先輩」として一日の長がありますので、その点を生かして変わらぬ良さと新しいニーズを作っていってほしいです。
さあ、明日はどんな本を読みますか?楽しみです。
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