最近はロックバンドでもアニバーサリー・イヤーに差し掛かりボックスセットの発売が増えています。
それらにはアウトテイクやデモ音源が収録されていますが、そこまで聴く機会がないな、と思ったので記事にしてみました。
アウトテイクってよく聴きますか?
ロック黄金期のアーティストだと最近は結成やアルバム発売のアニバーサリー・イヤーになっているのでボックスがどんどん発売されています。
先日もビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」のボックスが激安だったので買ってみました。

さて、好きなバンドのデモ音源やアウトテイクものってみなさん聴いていますか?
アウトテイクは「テイク26」などのように完成テイクの素材だったり、採用されなかったテイクのこと。
▲こういう風に完成テイクとは違った感じでしっかり演奏してたら楽しめるのですが…(これはテンポもキーも違うのをつないだという有名なテイクです。)
ビートルズのボックスは完奏しているので聴きやすいのですが、ほかのボックスのなかには本当にリハーサルのようなものが収録されていることもあります。
それは完奏テイクも途中でやめたテイクもコンプリートで出すというコンセプトがあってのことだと思いますが、作品として通して聴くかと言われると「う〜ん」という感じ。
あくまで「資料」として参考にするイメージです。
これがライブになるとアレンジが変わっていたり、当然ながら本気で演奏しているのでどんどん聴きたくなるんですね。
とはいいつつも、マニア道を追求するため、あるいは“研究”するためにはアウトテイクものやデモ音源は欠かせません。
すこし前まではブートでしかリリースされていなかったものがオフィシャルで手に入りやすくなっているのでなおさら。

ビートルズの「レコーディングセッションズ」のような本を読むと「このテイクが聴いてみたい!」というのも出てきます。
▲こういう記事を読むとアウトテイクを追求するのも面白いなと思ってしまいます。『レコーディングセッションズ』にはこの手の話がてんこ盛りですからね。
まとめ
今回書いた記事は考えてみればぜいたくな悩みですね。
最近はどんどんアウトテイクやデモが高音質で出ていますし、スタジオと遜色ない音質でハイレゾ音源もリリースされています。
やっぱりマニア道を歩んでいくためには自分なりの「基準」を確立させることが必要ですね。