今の時代は新しいものを生み出すことが不可能な時代でしょうか。ぼくは逆に何十年後のスタンダードを生み出せる好機だと思っています。
人は時代の産物だ
ロック初期のバンド、特にビートルズは初期のロックンロールから始まり、どんどんと音楽性を拡大させていったことはファンにはおなじみです。
これはバンドが新しいことに挑戦する意欲があったこと、ボブ・ディランを始め同世代のバンドたちの刺激もあったでしょう。
インド音楽、サイケデリック、ミュージックコンクレート、ハードロック、ヘビメタ、レゲエ、などすべてがビートルズが始祖というわけではありませんが、その普及に大きな力になったことは間違いありません。
60年代当時のポール・マッカトニーは積極的にロンドンのアーティストと交流していて、ある意味アンダーグラウンドなカルチャーをビートルズならポピュラーにできるという確信を持っていたのでしょう。
そしてなにより大きいと感じる要因は事実上、ビートルズの前には道がなかったということです。
現在まで続くロックバンドというフォーマットを作ったのはビートルズですし、ほかにはストーンズを始めとするバンド群です。
現在なら新人からベテランまで、各ジャンルでお手本になるキャリアを歩んでいるバンドがたくさんあります。
おそろくタイミングの力っていうのはすごくあって、すごい才能を持っていてもタイミングに恵まれなければ花開かなかったりする。
ほとんどの人にとっていまは何かを始めるのに最適なタイミングだ。
あなたの一歩が何十年後かのスタンダードになるかもしれないのだ。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年6月22日
まだ何もはじまっていない。
しかし、60年代はそうではなかった。
ビートルズ自身も「ギターバンドは流行らない」という理由でオーディションに落ちています。
彼は未来がどうなるか予想ができないなか懸命に自分の表現を模索して、世に問い続けてきたわけです。
才能の部分はともかく、時代についてはどうでしょうか。
音楽かどうかは別にして、ほとんどの人がビジネスでも趣味でも、手法は開発されつくされていて、自分ができることはなにもない。と思っているのではないでしょうか。
しかし、そうではありません。
そう、まだなにも始まっていないのです。
名著『<インターネット>の次に来るもの』のなかではこう書かれています。
2050年の年寄りたちはあなたにこう語りかけるだろう。2016年当時にもしイノベーターでいられたなら、どんなにすごかったか想像できるかね、と。そこは広く開かれたフロンティアだったんだ!
何十年後のスタンダードになることも可能だ。
75%のインド人はインターネットを使っていない。78%のインド人はスマホを持っていない。80%のインド人はfacebookとtwitterの事を知らない。日系企業のインド進出が遅いみたいな話を聞くけど、早すぎるくらいでまだ何も始まってない。
Digital India? Survey Reveals… https://t.co/pJkYo33GQw
— Yugo ムンバイでSUSHI屋 (@tokchin) 2018年6月20日
インターネットやスマホなど、20年前にはなかったり、普及してなかったものが世界を変えつつあります。
プログラミングには詳しくないから、機械的な、Webのことなんかわからないから。
そういって諦めるのはもったいないですよ。
いろいろなサービスが出てきて、自分の好きなことを発信し続けると誰でも人生を変えることができる可能性があります。
お金も儲かるかもしれませんが、もちろんそれだけではありません。
新しいつながりを生むことができる。これもお金と同じくらいの価値があることです。
さあ、いまから始めましょう。
まとめ
なにかを始めるときに遅すぎるということはありません。
2050年の、2100年の世界でインフラになっているようなサービスはまだ世界で生まれていない可能性があります。
だから、気になることがあったら今日から始めよう。
笑われても、失敗しても、あなたがこれから取り組むことは数十年後のスタンダードになる可能性がある。
いまこの瞬間に始めるべきだ。いまこそが、未来の人々が振り返って、「あの頃に生きて戻れれば!」と言うときなのだ
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