先日、福山音楽市場というCD・アナログレコードの催しに出かけて、いろいろレコードを買ってきました。
その中で買ったのが、ローリング・ストーンズの「スティルライフ」というライブ盤です。
## 現在のストーンズの原点「1981年のUSツアー」
最近ではツアーごとにライブ盤が出る勢いのストーンズですが、このライブアルバムは1981年のアメリカツアーを収録したものです。
ライブ映画としても公開されているのでファンにはおなじみのツアーです。
最近では同ツアーのハンプトン公演がライブ盤としてリリースされました。

ジャケットのミスプリントが珍しいUK盤
ストーンズはこの年代だと1972年、1975年、1978年、1981年とUSツアーを行っています。
ストーンズはひたすらロックンロールをしているようで、ツアーごとにかなりイメージが異なることが特徴です。
75年はファンキーだったり、78年はパンクぽかったり。

ファンキーなストーンズを楽しめる「ラブ・ユー・ライブ」
このあたりは長年ブートレッグでしか聴くことはできませんでしたが、最近ではオフィシャルでリリースが相次ぎ気軽に楽しめるライブが増えてきました。
この中で1981年のツアーは現在のストーンズにつながるひとつのキーになる年ではなかったかと思います。
つまりこのツアーあたりがいまもツアーをしているストーンズの原点になっているのではないかと。
78年のUSツアーでは当時の最新アルバム「サムガールズ」からほとんどを演奏しているのに比べ、これ以降は大ヒット曲を中心にセットリストを組むようになったと思います。
いわゆる「ビッグ」な存在に名実ともになって、ツアーの規模がどんどん大きくなります。
もちろんそれは悪いことではなく、自分の立場を踏まえつつロック界で生き残っていくためにそういう選択をしたのでしょう。

1981年の傑作「Tattoo You」USツアーはこのアルバムを受けて始まった。
ローリングストーンズの最大の魅力はなにか。それは「ノリ」である。
## まとめ
このツアー以降、ライブの間隔が空きますし、中心となるミック・ジャガーとキース・リチャーズの間で齟齬が生じるようになり、一時は解散か?という自体になり、ソロツアーも行われたりします。
その後和解を経て、奇跡の日本ツアー実現にいたります。
いまにつながる「近代」ストーンズの始まりのアルバム。一枚物で聴きやすいので、ぜひ聴いてみてください。