自分と世界との境目をどこにおくかということについて

山 考えたこと

ふと思いついたことから考えを広げてこの記事を書きました。

自分と世界との境目はどこか

人にはパーソナルスペースというものがあります。

簡単に言えば自分の領域、踏み込まれたら意識してしまう範囲といったところでしょうか。

最近はこのパーソナルスペースが広がっているという話も聞いたことがあります。

自分の領域だと感じているの範囲が広がっているというイメージでしょうか。

自分だけのスペースは、いわば世界と自分との境目です。この境目は絶えず揺れ動いていて不安定なんだと思います。

世界の広さは変わらないのに人のパーソナルスペースが広がっているとしたらどうでしょうか?

それだけ干渉する範囲が広がり問題が起きやすくなっているのかもしれません。

電車でも最近は割とスペースを広くとる人が増えたような印象です。世界との境目は自分のコントロールが及ぶ範囲だと言えます。

それだけに人に踏み込まれると不快に感じる度合いが高くなるのかもしれません。

自分のスペースをできるだけ外に置くか、内に置くかは難しい問題です。

一長一短です。

自分と世界との距離

理想をいえば世界との距離が近い方がいいわけです。近い方が身軽にどんどん動いていくことができるからです。

パーソナルスペースが広いとそれだけ世界との距離が生まれてきます。

人と関わらず、自給自足でもしていない限り交流することは避けられません。

認識を外に持っている方が世界の状況がわかるし、情報が早く伝わります。

パーソナルスペースが広がる動きはどうも内向きな印象を受けます。

自分の世界に留まって動かないことは楽ですが、広がりはそれほどありません。

人という動物はやはりほかの人と関わってなんぼだと思います。

できるだけ世界との関わりを持って生きていきたいと思います。

楽なのは内向き思考が圧倒的に楽ですが、広がりはそんなにありません。

汽水域

汽水域という言葉があります。

海水と淡水との境目のことで、両方が混ざったような区域もあります。

世界と自分との境目はまさに汽水域であるといえるでしょう。

淡水と海水の境目で両者が混ざり合っているように、世界と自分自身も混ざり合った区域が存在すると思います。

その世界でも自分でもない区域が揺れ動き、私たちを不安にさせるのかもしれません。

そのためこの区域に他人が入ってくると警戒心が出てくるのでしょう。

もちろんいい悪いということではありません。

他者との関わりは人間である以上避けられないもの。

どこまでパーソナルスペースを置くかということは自分と世界との関わり方を決めることなのかもしれません。

まとめ

人間がどのように世界を認識しているかということについては興味は尽きません。

言ってみれば考えなくても生活していくことに支障はないんですが、どうしても気になってしまうこともあると思います。

これからも自分なりに考えていきたいと思っています。

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