僕が読書にハマったきっかけは、シャーロック・ホームズを読んだことです。それからいろいろミステリーを読んできましたが、最近は読書頻度が減っていました。今回はどんなミステリーを読んできたのかを振り返ります。
本を読み始めてからミステリーばかり読んでいた
先日記事に書いたように僕の読書の原点はシャーロック・ホームズです。
僕の読書遍歴:プレゼントしてもらった2冊の本が人生を決めた。
そのホームズは子ども向けに編集されて赤毛組合とプライオリ学校の2編が収録されている少し不思議なものでした。
でも、夢中になって読んでそれ以来ずっとミステリーを読んでいますね。
殺人が起こらないような事件を選んでいるのでしょうか。
その本は子どもにわかりやすいように、注が充実していて現代の日本から見てわかりにくい言葉には絵もついていました。
赤毛組合も当時は意味がすぐにはわからなかったけど、今では大好きな短編です。
エラリー・クイーンの『クイーン談話室』
それから、地元の図書館でエラリー・クイーンの『クイーン談話室』という本を読んだのも転機になりました。
クイーンは地元の図書館でたまたま手に取った『クイーン談話室』が面白かった。エラリー・クイーンのエッセイ集みたいな感じだったけど、ホームズとの出会いの章は白眉だと思う。
— つぶあん@本を読むブロガー (@ttsubuan) March 24, 2018
エラリー・クイーンはいとこ同士のコンビ作家として知られていますが、その1人、フレデリック・ダネイが子どものころ病気で寝込んでいるとき、親がドイルの『シャーロック・ホームズの冒険』を借りてきてくれました。
このエピソードがすごく好きで、ますますミステリーが好きになりました。
【「本が好き!」レビュー】『クイーン談話室 』エラリー クイーン 著 – 新刊JP
日本のミステリーも読むように
大学のころからか、島田荘司や、綾辻行人などの「新本格」ものを読むようになりました。
島田荘司が福山市出身の作家だと知るのは、もっとあとの話です。
しばらくあとに、作家の伊坂幸太郎が読書遍歴を紹介している文章を読んで、紹介されている本をいろいろ読んだりしました。
3か月に一回ほど神保町の本屋に行って、島田さんの本を見つけるのが本当に嬉しかった。でもそのせいで、大学時代、『暗闇坂の人喰いの木』が御手洗潔シリーズで久々に出るという情報を雑誌で知り、その月の下旬発売というのに、もう中旬から毎日本屋に通いはじめたんですよ。
その伊坂幸太郎も、映画『ゴールデンスランバー』をきっかけに知り、今では一番好きな作家というくらいにハマっています。
最近はミステリーや小説から遠ざかっていたけど
ここ最近はミステリーから遠ざかっていました。
というか、小説自体に以前ほど時間を取っていませんでした。
でも、コラボ書評を通して小説に触れていくうちに、やっぱり小説を読みたい!と思うようになりました。
去年くらいまでは効率を追い求めすぎて、ビジネス書ばかり読んでいましたが、これは反省ですね。
ビジネス書の中では小説は時間効率が悪いとかそういうことでムダと言っている著者さんもチラホラいますよね。私は著者さんは好きでもその部分は違っていたりします。ゲームや小説も勉強になる派です。私は「西尾維新」先生とか「入間人間」先生が大好き人間ですし超影響うけてる人間ですし最高ですよ!
— AMUMA (@amuma0204) 2018年3月24日
小説を読むことは、新しい視点を得ることだと思っています。
ビジネス書や実用書で、役立つ情報を得るのも楽しいですが、小説だとそれらの本から得られる世界とはまた違う世界に連れて行ってくれると思っています。
本を読むことの喜びは新しい視点を得ることだと思っているので、作家の構築した世界で自由に遊ぶことのできる小説はその目的に一番適しているといえるでしょう。
まとめ
ミステリーはまさに僕の読書の原点。
純文学などよりも、ミステリーに出会ったからこそ、本を読むことにハマったのだと感じています。
今思えばこの順番でよかった。
最近では、アガサ・クリスティーの『五匹の子豚』という本を買いました。
クリスティー解説本で最高評価の五つ星だった本。
読むのが楽しみ。
しばらく小説を力を入れて読んでいきたいと思っています。
photo credit: Visit Cape May Sherlock Holmes & the Case of a Siren’s Call 3-18-18 (11) Sherlock & Watson via photopin (license)