音楽を聴くときにアーティストやジャンルの縦軸だけではなく、横軸も意識するとより楽しめるのではないかと考えました。
ジミヘンが心に響いた!
今日ウォーキングしながら何の気なしにジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディランド」を聴いていました。
完全に思いつきで聴いたようなものですが、これが今まで聴いたジミヘンの中で一番心に響いたんですよね。
久しぶりにジミヘンの「エレクトリックレディランド」を通しで聴いてみた。
これまでで一番よかった!
ようやく良さが体感できるようになってきたのかも。
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) June 12, 2019
ちょうどノエル・ギャラガーのライブを見て、サイケ風味の音楽に関心があったからか、たまたま心にうまくハマったのか。
ある意味“わかった”ということかもしれません。
もちろん、理論的に、評論家のように、理解できたということではなく、すごくいいものだということが体感できたという感じでしょうか。
ざっくりとしたロックシーンの流れ
これまではジミヘンが突然変異のようにいきなりロックシーンに登場したようにおもっていました。
でも、ざっくりとロックの歴史を振り返ってみると
- ラバーソウル(ビートルズ)/1965年12月
- アフターマス(ストーンズ)/1966年4月
- リヴォルヴァー(ビートルズ)/1966年8月
- アー・ユー・エクスペリエンスト(ジミ・ヘンドリックス)/1967年5月
- サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(ビートルズ)/1967年6月
- 夜明けの口笛吹き(ピンク・フロイド)/1967年8月
- サタニック・マジェスティーズ(ストーンズ)/1967年12月UK
- エレクトリック・レディランド(ジミ・ヘンドリックス)/1968年10月
- ザ・ビートルズ(ホワイトアルバム)/1968年11月
一部だけ取り出したので恣意的になっていますが、ジミヘンもロックシーンの流れの中から生まれたということがわかります。
もちろん、その作品や演奏は独創的なものでしたが、その時代のシーンにあわせてアレンジされているんですよね。
ジミヘンは「サージェント・ペパーズ」がリリースされてすぐライブでタイトル曲をカバーし、初演の日にはポール・マッカトニーが客席にいたという逸話もあります。
ポールいわく「最高の賛辞」とのこと。
縦軸だけではなく横軸も意識したほうが楽しい!
あるアーティストやジャンルを好きになるとそこから前後に深掘りしていくことになるので、どうしても横の流れや影響は忘れがちになります。
普通に生きてると横軸ばっかり意識する。
音楽を聴く場合、過去のことになると縦軸ばっかり意識するのは不思議だ。
縦軸というのはそのアーティストのキャリアのこと。
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) June 12, 2019
でも、ミュージシャン同士で交流もあったし、作品を聴いて影響を受けたりということも絶対にあったはずです。
ぼくのジミ・ヘンドリックスやビートルズのようにリアルタイムでのファンではない場合、その作品の立ち位置をリアルタイムファンのように感じるのはなかなか難しい部分もあるはずです。
だれもが知っている名盤でも、このアルバムのリリースの三ヶ月後にあるアルバムが出ている場合影響があったかもしれないと思うんですよね。
まとめ
ロックの歴史を振り返ってみると、このアルバムの次の週にこの名盤がリリースされている!という事実に気づくことがあります。
最近はストリーミングサービスもあるので、音楽を聴くときに「縦軸」だけではなく、横軸も意識すると楽しいですね。