日本唯一のMLB専門誌『スラッガー』の『MLB2000年代ベストプレイヤー500』を購入しました。これは2000年から2015年までのベストプレイヤーを決める企画のムック誌です。MLBのぼくは毎月スラッガーを購入しています。今回も即決で買いました。現在進行形の選手ばかりではなく、過去の成績を振り返っても楽しめるのがMLBのすごいところです。2000年代はセイバーメトリクスの普及により選手の評価基準が大きく変わった年代でした。
この本を買った理由
この本が出ると知った時から楽しみにしていました。
この本が対象としている年代が2000年から2015年ということで、ぼくがMLBを知った年代をちょうどカバーしているからです。
多くの日本人にとってイチロー選手の活躍によりMLBが身近になったのがこの年代の特徴ではないでしょうか。
その年代のベストプレイヤーを決めるというのですから、買わないわけにはいきません。
2000年代ベストプレイヤーは?
2000年代のベストプレイヤーを挙げろと言われたMLBファンがまず思いつく選手がいます。
その選手はアルバート・プーホルス。
セントルイス・カージナルスでデビューし、MVPを3度受賞しました。
今回の特集でもプーホルスが1位。
これは文句なしの選出です。
エンゼルスに移籍した現在は全盛期の迫力は薄れましたが、パワーは維持しています。

気になるイチロー選手の順位は
日本人にとってイチロー選手の順位は気になるところ。
イチロー選手の順位は12位です。
順位が低い?いえ!これはとてもよい評価なのです。
個人的にはあと少し上だったらという思いがないではありませんが、並みいるスーパースターがいる中でリードオフであるイチロー選手がこれだけ高い位置にいることがMLBにおける評価の高さをうかがえます。
イチロー選手がすごいのは打撃技術だけではありません。
守備や走塁でもリーグ屈指の評価で、選手の総合指標WARでは2004年にアメリカンリーグ1位になっています。
これはほかの記録と同様、不滅の記録だと思います。
これだけの日本人選手が今後現れる保証はなく、イチロー選手の現役生活を見ることができるのはとても幸せなことだと思います。
2000年代とはどういう時代だったのか
2000年代はMLBにとって激動の時代だったということができます。
なんといってもスター選手の薬物問題。
そして統計学的手法であるセイバーメトリクスの普及です。
セイバーメトリクスの浸透でこれまでそこまで評価の高くなかった選手にも光が当たるようになりました。
ファンにとっても野球を見る視点が増えたのは喜ぶべきことでしょう。
守備シフトの普及により、投高打低になるなどMLBは日々刻々と変化しています。
今後の動向から目が離せません。
おわりに
これ以外の順位は本誌を買って読んでいただきたいと思います。
スーパースターたちの共演に野球ファンなら興奮すること間違いなしです。
今後の希望としては全年代ベストプレイヤー500をやってほしいということ!
もちろん、ベーブ・ルースなど往年の名選手が有利だということはわかっています。
それでも見てみたい!
スラッガーの編集部の方がこの記事を見られるかはわかりませんが、ぜひお願いしたいと思います。