マイルス・デイヴィスはアコースティック時代よりもエレキに転向して以降の方が好きだったりします。
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ジャズの信仰の違い
ジャズの巨人、マイルス・デイヴィスは初期はスタンダードなジャズをプレイしていました。
しかし、60年代後期以降ロックやファンク、ソウルなどのリズムや方法論を取り入れ、唯一無二のマイルスミュージックを追求していきました。
このあたりは同じく途中でロックを採り入れたボブ・ディランとかぶりますが、マイルスファンにはエレキ時代は一切認めない人も多いです。
(先ほどの総括自体も気に入らないかも?)
ところがぼくは逆にエレキ時代、いわゆるエレキマイルス時代の方が好きなんです。
特に日本でのライブを記録した「アガルタ」と「パンゲア」はリズムの洪水という感じで好みのど真ん中。
このころになると、もはやジャズでもなく、ロックでも、ファンクでも、ソウルでもなく、ただ、マイルスがやりたかった音楽というだけな気がします。
ビートルズもそうですが、先に前例もないのに過去の栄光を振り切っての変化はすごいの一言。
ビートルズも中期以降音楽性を変化させましたが、その少し前あたりからビートルズについていけなくなった人もいたとか。
マイルスの場合、より確立された“ジャズ”というジャンルから出発しているので反発はより大きいはずです。
ぼくは変化している音楽、ツェッペリンでいうと「Houses of the Holly」などが好きなので、エレキマイルスは最高なのです。
まとめ
もちろんマイルスの“ジャズ”時代も大好きです。
ぼくにとってマイルスはビートルズ、ディランとともに「全部好き」なミュージシャンの一角。
これらの音楽を聴くのは最高の時間です。