自分の頭で考えること、時代の波に乗ること、「どんな気がする」と自問自答すること。

ライブする人 考えたこと

時代を超えて愛される作品はどうして残っているのだろうかと考え続けています。

自分の頭で考えること

先日「古典」について書きましたが、考えてみれば考えるだけその作品が残ったのだろうかと不思議になります。

もちろん、悪い意味ではないのです。

たとえばビートルズ。

ロックンロールの歴史においてここしかないというタイミングで現れた彼らは瞬く間にポピュラー音楽という文化自体を変えてしまったのです。

デビュー直前にドラマーがリンゴ・スターに変更になったとはいえ、リバプールという街にいた4人の音楽の歴史をつくっていったのです。

そのビートルズも最初のオーディションは「ギターグループはもう古い」という理由で落ちています。

ジョンとポールのつくる曲の素晴らしさという前提はあるものの、あと数年出てくるのが前後にずれていたらロックの歴史は変わっていたかもしれません。

デビューから2作のアルバムで1年間イギリスのアルバムチャートを独占するくらい時代に求められていたサウンドを表現していたことが大きいのでしょう。

アメリカではシングルチャートの1位から5位までを独占する偉業も達成しています。

私たちの知っている「ロックバンド」というフォーマットを作ったのがビートルズといえるのです。

自転車に乗る人

photo credit: Zygia How many roads must a man walk down? via photopin (license)

ストーンズもツェッペリンも、マイケル・ジャクソンもU2もオアシスも、他を圧倒する才能は持っていながらも、これ以上ないくらいタイミングを得てビッグな存在になっています。

ヒット曲を出しながら、消えてしまうことが多い音楽業界において必要なのは変化し続けることなのかもしれません。

ニール・ヤングは「変わり続けるからこそ、変わらずに生きてきた。」と発言しました。

自分の頭で力を振り絞って、疲れ果てるくらい考えて、努力して、それだからこそ、時代の波に乗ることができたのでしょう。

それだから歴史をつくることができたのです。

まとめ

私がロックにハマったきっかけはボブ・ディランの「ライクアローリングストーン」です。

友達から借りたコンピレーションかなにかに、たまたま収録されていたものです。

それからも15年以上経つでしょうか。

いまでもディランが大好きで、よく聴きます。

ディランはいまも辛辣に「どんな気がする?」とぼくに聴き続けています。

photo credit: iamnotsnup IMG_1870 via photopin (license)

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