図書館は本の分野ごとに分類で本をわけています。
すべてを覚える必要はありませんが、知っておくと便利に図書館を使うことができますよ。
図書館で本を探すとき
みなさんはお近くの図書館に行って本を探すときにどうやって調べますか。
- 館内に設置されている検索端末で調べる
- 図書館の人に聞く
- 図書館のホームページの蔵書検索で調べる
などが思いつきますよね。
図書館の情報端末などで本の情報を調べると、ある数字が出てきてなんだろうと思ったことがないですか。
一般的にこれは2つの種類があります。
それは、図書館が本を管理するために一冊一冊の本につけている数字。
そして、本の分野をしめす請求記号です。
今回お話するのはこの請求記号。
これは日本十進分類法というルールに基づいて決められているものです。
分類記号の見方
日本十進分類法は「Nippon Decimal Classification」からNDCと略されます。
たとえば、「文学」「自然科学」「芸術」などの大分類から、小分類へと細かくどの本をどこに分類するかを決めているものです。
NDCは基本的に日本のどこの図書館でも使われているものなので、分野ということでいえば日本中どこでも同じ探し方ができます。
NDC Finderというサービスを使えば、自分の探している分野の分類記号を調べることができます。

この分類を見れば、初めて行く図書館でも館内案内図などから簡単に自分の探している本の場所を調べることができます。

分類は覚える必要がある?
図書館を利用するときに知っておくと便利なNDCですが、これって覚える必要があるのでしょうか?
答えはズバリ、プロでもない限り覚える必要はない!です。
NDC自体は専門家が編集した分厚い本が出ているくらい多岐にわたるものですから、普通に図書館で自分の好きな本を読むのには、とてもじゃないですが覚えきれません。
でも、図書館の人と話したり、検索端末で調べたりを何度かしているうちに自分の好きなジャンルの大分類をなんとなく覚えるくらいでいいんじゃないかと思います。
ただ、図書館の本は分類によってわけられていることがわかれば、ほかに必要な本を探すときに役立ちますから、存在自体は知っておいて損はありませんね。
まとめ
どの業界でも、その業界の人は当たり前に知っていることでも一般の人には知られていないことってありますよね。
今回紹介した分類もそういう種類のことです。
図書館を利用するときに、こういうものがあるということを知っておくだけでも使いやすさ・調べやすさがグッとアップしますよ。
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