本をたくさん読もうと思ったり、必要な本を探していると書店で見つからないことがよくあります。
そんなときに本を図書館で探す方法を紹介します。
図書館で探すために
図書館で本を探すために知っておいたほうが便利なのが【日本十進分類法】(NDC)です。
これは本をジャンルごとに数字で分類したものです。
たとえば小説なら「9」、歴史なら「2」などです。
(細かい分類によってさらに細かく分けられます。日本史なら210など)
日本十進分類法(NDC)9版 2次区分表 – CyberLibrarian
図書館では全国どこでもほぼこの分類を使っているので自分の関心のある分野や周辺の分野の分類を知っておくととても役立ちます。
自分でたくさんの本を持っていなくても、図書館に行けば、過去の知の蓄積をいくらでも使うことができます。
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) February 11, 2020
近所の図書館で探す

近所の図書館で本を探す方法としてはシンプルに「地名+図書館」で検索するのが簡単です。
図書館がヒットすれば貸出カードの作り方などの利用条件を確認することもできます。
最近では近隣の自治体の図書館同士でカードを作る約束をしているところもあり、住んでいる場所でなくてもカードを作ることができる場合があります。
通勤や通学が条件になっていることもあります。
あとは図書館の本を広く検索できるカーリルをチェックすると地域単位での蔵書検索も可能です。
日本図書館協会のホームページには各地の公共図書館のリンク集があるので自身が住んでいる自治体の図書館を確認してみるといいでしょう。
大学の図書館も学生だけではなく、一般に広く開放していることも多いので近所に大学がある場合はホームページをチェックしてみるといいかも。
住んでいる地域の図書館で探す

探している本が近所の図書館になくても大丈夫です。
図書館は本をやり取りする約束をしていて他の地域の図書館の本を借りることができるからです。
具体的方法については図書館ごとに違いがあるので最寄りの図書館の人に聞いてみてください。
どこの県でも県内図書館の本を横断的に検索できるシステムを準備しているのでそれを利用するのが便利ですね。
▲たとえば広島県の図書館の横断検索はこのページです。
近場なら自分で行ってみるのもひとつの手です。
大学図書館の本を探すならCinii Booksが使えます。
ただ先ほども書いたように大学図書館は一般の人にも開放しているところもあるとはいえ、本来学生のための施設なので利用できるのか確認が必要です。
国立国会図書館で探す
探している本が自分が住んでいる図書館で見つからなければ国立国会図書館を頼ることもできます。
国立国会図書館は東京と関西にあって行ける範囲に住んでいれば直接行っても利用できます。
また最寄りの図書館を利用して取り寄せを頼むこともできます。
また雑誌記事などをコピーしてもらうこともできます。
自分の探している情報が雑誌や論文などの場合調べて見る価値はありますよ。
国立国会図書館に申し込んだコピーが届いた!コンビニでも支払い可!
まとめ
本を手に入れる場所といえば”書店”も思い浮かびますが、自分に合う本が新刊で売っている本とは限りません。
図書館を広く利用して多くの本に触れておくと自分にとっての運命の本に出会える確率が高まります。
これを活用しない手はありません。