[書評]頑張らない私にも価値がある!心屋仁之助『「好きなこと」だけして生きていく。』

海で遊ぶ子ども 書評

心屋仁之助さんの『「好きなこと」だけして生きていく』を再読しました。多くの人が自分の好きなことができないと悩んでいるなか、「好きなこと」をやるとはどういうことなのか。ちょっと深いところまで考えさせる本でした。

心屋仁之助さんの本を購入

きょう仕事の休憩時間にTwitterを見ていると、イチさん(さいんぽすと)のこのTweetを読みました。

心屋仁之助さんの本は何冊か読んだことがあったので、何通かやり取りさせてもらってから、この本を購入することにしました。今回はKindleで。

「好きなこと」だけして生きていく。再読

Kindleなのですぐ読めるんですが、復習の意味で『「好きなこと」だけして生きていく』を再読してみることにしました。

この本、イチさんや立花岳志さんも書評を書かれています。

好きなことをするというのは、自分にとっての大きな課題。自分でいうのも何ですが、控えめな性格なので、「好きなこと」をやることが周囲や人生にどんな影響を与えるのか気になるところ。

頑張らない自分に価値がある?

一般的には努力は素晴らしいことだとされています。頑張ることは賞賛こそされ、頑張らないことは、ともすると怠けだという風潮がたしかにあると思います。

しかし、この本を読むとそれは逆。頑張るということは自分には価値がないと思っているということであり、価値を認めてもらうために頑張るという流れなのです。

ただ、頑張ってもなかんか努力は報われません。そのため自分には価値がないという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

この循環を逆にするにはまず、自分には価値があると思うこと。頑張らなくても成果が上がることによって、頑張らなくても報われる、自分には価値があると思えるようになるのです。

ハードルはそもそも必要なかった

頑張るとほめてもらえるので、高いハードルを設定しているという人も多いのではないでしょうか。この本では、そもそもそのハードルって必要?という問題提起をしています。

ハードルのわきを通って行くという道もあったのではないでしょうか。ズルをして、楽をしてはいけないという考え方こそ本当のハードルだったのではないでしょうか。

ぼくたちにはたくさんの「前提」があります。ハードルを超えなければいけないというのも、そのハードルの一つではないでしょうか。

まとめ

好きなことをして報われていい、自分のことを「すごい人」だと思ってみる。この本にはこれまで普通とされきた考え方とは違うことがたくさん書いてあります。

しかし、これこそが必要なのだと思います。まずは「好きなこと」だけやってみるというマインドをセットしてみる。

それだけでも人生は大きく変わるのではないでしょうか。

ぼくのようになかなか好きなことができないと悩んでいる人におすすめです!

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