高知城で現存天守の迫力に圧倒された!

高知城 歴史

高知旅行初日に高知城に行きました。雨が心配でしたが、なんとか持ってくれました。山内一豊からはじまる高知城。歴史への思いとおもてなしの精神が感じられる素晴らしいお城でした。城好きのみなさん、このお城ははずせませんよ!

高知城とは

高知城は山内氏の居城で、山内一豊によって築城されました。

関ヶ原合戦の功で土佐一国を拝領した山内一豊は慶長6年(1601年)大高坂山に築城を開始します。

お城の完成は慶長16年(1611年)。約10年の期間がかかったわけですね。

その高知城に悲劇が。

享保12年(1727年)城下町の大火により城郭のほとんどを焼失してしまったのです。

これによりお城は再建されるわけですが、現在の天守閣はこの時の再建によるものです。

高知城最大の特徴として天守閣と本丸御殿が残していることがあります。これは天守が現存しているお城では唯一になります。天守閣、本丸御殿の両方が国の重要文化財にしていされています。

高知における山内家の歴史がここから始まるのですね。

地図

高知城にやってきた

山内一豊像

高知城に入る直前には山内一豊像があります。

城内には一豊の妻千代の像もあります。千代の内助の功はあまりにも有名ですね。

一豊と千代を主人公とした司馬遼太郎の小説『功名が辻』はよく知られています。

2006年には大河ドラマ『功名が辻』も制作されました。

城内ではこのほか板垣退助の銅像もありました。

石樋

雨の多い高知城には石樋があり、城内に16カ所確認されています。

本丸の石樋はいまだ現役!

城の防御とともに雨への備えも重要な要素だったんですね。

天守閣にやってきた!

高知城天守閣

城内を散策しながら天守閣まで上がってきました。

本丸御殿と天守閣を同時に写真に収めることができるのは高知城が唯一。城好きにはたまりません。

先ほども書きましたが、高知城は大火により焼失していまして、現在の天守は江戸中期に再建されたものです。

築城当時は贅を尽くしたつくりになっていましたが、再建された際にやや質素な感じになったようです。

そのせいか渋い印象ですね。質実剛健というか。

この雰囲気大好きです。

100名城のスタンプ

スタンプ スタンプ

御殿に入る前にチケットの購入をします。

そして受付の方にチケットを渡して、入場券をもらい内部に入ります。

値段は420円です。

ここではちょっとしたグッズを購入できるコーナーもあります。

この受付の横に100名城のスタンプがあります。100名城ファンのみなさん、スタンプを押すならこちらでどうぞ。

内部に潜入!

撮影OK

内部に入るとこちらの看板が。

なんと撮影OKとの表示が。ぼくの城好き歴は浅いですが、撮影OKと看板が出ているお城は初めてです。

しかも見えにくいですが、下の方にはWi-Fiが通っている旨が書かれています。

お城でWi-Fiが使えるのはどれくらい例があるのかわかりませんが、これは嬉しい配慮。

表示の下の方にパスワードが書いてあります。

こういうお城がもっと増えるといいですね。

おしぼり完備

しかも、おしぼりも用意されています。

これは高知の人のもてなし精神の現れではないでしょうか。

高知を旅行していて高知の人の優しさを随所に感じましたが、こんなところにもそれが出ているんですね。

欄間

御殿には波の透彫欄間があります。

上段の間

御殿の中には上段ノ間があります。

ここは藩主が家臣と接するときに使用された部屋で一段高くなっています。

ここに山内容堂がいたかと思うと胸が熱くなりますね。

西側には警護のため武者隠しがあります。

歴史の重みを感じられた時間でした。

高知城模型

天守閣の内部にはこのようにお城の模型もあります。

現存天守は当時のままですので、現代風に上りやすくなっていません。

これも風情があっていいですね。

階段が急なのも現存天守ならでは。再建された城では内部がテーマパークみたいになっているところもありますが、歴史ファンとしては当時の様子ができるだけわかったほうが楽しいですね。

高知は歴史へのリスペクトが至るところで感じられて、なんだか嬉しくなりました。

おまけ

高知城歴史博物館

高知城そばの高知城歴史博物館は2017年3月開館とのこと。

楽しみですね。

実は近くに行くまで存在を知らなくて、看板を見て知った次第です。

どんな展示が行われるのでしょうか。

まとめ

高知城に来てその迫力に圧倒されました。

巨大な天守というわけではありませんが、江戸時代から現存している天守と本丸御殿に歴史の流れを感じたわけです。

こういうお城が残っているのは街の誇りになりますし、うらやましいですね。

高知を訪れる際には欠かせないポイントだとは思いますが、改めておすすめしたいと思います。

来る人のことを考えたもてなしは素晴らしいのひとこと。

付近にはひろめ市場など観光スポットも多くあり、一緒にいろいろ巡ることができます。

高知城また行きたいですね!

関連本

あわせて読みたい(スポンサーリンク)