公用車で保育所に送り迎えしたら批判される国。「滅びるね。」と感慨にふけります。
公用車で保育所に送るのはだめ?
世間を騒がす金子政務官の問題。
ご存じないかたのために簡単に触れておくと、自民党所属の議員金子めぐみ政務官がこどもの送り迎えに公用車を利用していたと批判を浴びている問題です。
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金子政務官が送り迎えに公用車を使用していたのは議員会館の保育所。
全く問題ないと思います。
女性活躍を謳っていながらこの体たらく。(個人的には女性でも男性でも火星人でも活躍したい人は好きなだけ活躍したらいいと思うのでこの表現は好きではありません。)
いうまでもなく人口減少が問題になっているこのご時世。
議員を務めながら子育てを行う金子政務官には逆に車を支給するくらいでもいい感じです。
子育て支援をPRするため、頭を下げて公用車で送り迎えをしてもらうようお願いするくらいの問題ですよ。
海外ではこういう事例もあるというのに。
金子政務官が公用車で議員会館の保育所に子供を連れて行くと公私混同だと叩かれ「公用車に子どもを乗せない」という結果になった一方で、欧州議会ではリチア・ロンズーリ議員が産後から子連れで出席し、その子はもうこんなに大きくなっている。 pic.twitter.com/UA12EDHuED
— なかむ (@HiroNakamurr) 2017年6月30日
こんなときふと思い出したのは夏目漱石のことば。
「しかしこれからは日本もだんだん発展するでしょう」と弁護した。すると、かの男は、すましたもので、
「滅びるね」と言った。
夏目漱石「三四郎」
漱石の冷静な国家観が見えてよく引用される言葉だと思います。
私は金子政務官については今回のニュースで知りませんでした。
今回の件を受けて公用車での送り迎えはやめるとのこと。なんだか誰も得をしない結末を迎えた気がします。
私的な目的のために、つまり保育所の送り迎えを前提に、公用車を呼び出し使用したというような事実は一切ございません。
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このブログでは政治的なことはあまり書かないようにしていましたが、幸せに生きるという方向性からはあまりにも離れたニュースが気になって言及しました。
思えば妻小林麻央さんをなくした市川海老蔵さんがブログを更新しただけで批判されると聞いたこともあります。
「しかしこれからは日本もだんだん発展するでしょう」と弁護した。すると、かの男は、すましたもので、
「滅びるね」と言った。
夏目漱石「三四郎」
漱石がいま生きていたらどんなことばを綴るのか想像もできません。
まとめ
ここ数年伝わってくるニュースを聞いてみるにあまり明るい気分にはなりません。
私は独身でこどももおらず、婚活をしていますが、なかなか結果が出ない。その意味で子育てをしながら議員活動を行うかたがいれば応援したいと思います。
photo credit: HarryYTM 2016-12-13-15-58-06 via photopin (license)