最近は本を読む人が減っていて、書店も減少傾向だそうです。
ただ独立系のこだわりの書店は人気を集めています。
書店は本をただ並べた場所ではなく、人と人をつなげる場所として機能しつつあると思います。
面白い書店とはどんな場所だろうか
日本人の活字離れがニュースになるようなってから、かなりの月日が経ちました。
出版不況と本の世界に暗いニュースも増えてきました。
ただ個人的に本にはまだまだ魅力や強みがあると思っています。
その理由として本がリアルな人のつながりをつくることができるということがあります。
面白い書店とは基本を抑えつつも遊び心のあるラインナップと人と人をつなげる装置として機能している場所です。
最近ではこだわりのラインナップを並べる個性的な書店が注目を集めていて、アメリカでは独立系書店が人気だそうです。
アメリカでは、やはり独立系書店が堅調。一時期は、ネットのために人は本なんか読まなくなって、書店も斜陽といわれたが、2009~15年に米国内の独立系書店は35%増加し、勢いはまだ衰えていないという。システムがちがうとはいえ、日本も学ぶ点は多いのでは。https://t.co/ZdnCVqryGd
— 冨田健太郎 (@TomitaKentaro) 2017年12月14日
本を買う場合でも、決まった本をただ買いに行くだけなら、こだわりの書店に行かなくてもAmazonで十分だ、ということになります。
それでもいまも書店が魅力的な場所であるのは、ただ決まったものを機械的に買う場所ではないからです。
書店に行けば自分の探している本以外にもたくさんの本が並んでいて、その多くは実際に手にとって読むことができます。
本をテーマにしたイベント、読書会や講演会、トークショーなども開催されている場合もあり人が集まる場所になりつつあります。
本のラインナップ自体は書店として、言ってみれば「幹」の部分。
ここがしっかりしていないと、ただイベントをたくさんやっても魅力的な場所であり続けるのは難しいでしょう。
そしてたくさんの本を目にすることから「偶然」の出会いが期待できるのが「書店」です。
品揃えにこだわりがあればあるほど、魅力的な出会いにつながります。
まとめ
書店に行くというのは、言ってみれば「本」という端末に搭載されているアプリを探しに書店に行ってみるということです。
いくら電子書籍が普及しても、まだ本ほど一覧性が高く、自由度の高いメディアはありません。
本を読む人が減っているのは悲しいですが、微力ながらこのブログでもその楽しさを発信していきたいと思っています。