SNS時代の『「うまく」「はやく」書ける文章術』

街並み 書評

ブログを書いていると文章術の本が気にかかります。自分の考えを読者の方に伝えるには、わかりやすい文章を心がけなければいけないからです。
今回は山口拓朗さんの『何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術』という本を読みました。

読む人に貢献する

この本で最初に書かれていることが読む人に貢献するということです。

うまい文章=目的を達成できる文章。

こう考えると文章の最大の成果は読む人に貢献することになります。

文章を読む人のことを考えるだけで、格段に文章はうまくなります。

情報収集能力を高める

この本で多くのの文量が割かれているのが、情報の収集についてです。

ブログを書く上で問題となるのは取り上げるネタについてです。この箇所では文章術という観点から情報の収集法について書かれています。

「あっち情報」

「あっち情報」とは客観的な事実を指します。
・人から話を聞く
・本で情報を収集する
・新聞、雑誌などから情報を収集する
ブログのネタ元となる情報の集め方について参考になります。

注意点としては、それぞれのメディアの特性を知ること。新聞は速報性があり、インターネットの情報は取り扱いが難しいといった感じです。

読者に貢献するには、必要な情報を提供することも大切な柱になります。

いきなり、局所の情報を伝えるのではなく、大局の情報をつかむことが大切です。

「こっち情報」

「こっち情報」とは、いわゆる自分発の情報です。

自分の考え、体験について書く方法が取り上げられています。

必要となるのは自分の体験の「深掘り」。特に「失敗体験」は鉄板ネタになります。

「なぜ?」「どうやって」といった疑問から自分の情報を引き出していきます。

ブログで読者の方に読んでもらい、ファンになってもらうには自分を出していくことが大切です。

読者ターゲットを明確にする

第4章ではうまい文章への最短ルートとして、8つの方法が紹介されています。

なかでも個人的に注目したのは、「読者ターゲットを明確にすること」です。

情報があふれるインターネット上。不特定多数に向けた文章は読んでもらえるかわかりません。

そのため、

「これは自分のために書かれた文章だ」と思う人(=どストライクな読者)を増やす

ことが必要となるのです。

この項目を取り上げたのは、今までのこのブログで書いてきた記事にはこの観点が抜けていたのではないかと思ったからです。

当初は書くだけで満足でしたが、次第に多くの人に読んでもらいたいと考えるようになりました。

そのためには、誰に届けたいのかを考えることが必要です。

まとめ

この本を読んだのは、この記事を読んだからです。

何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術 by 山口拓朗 ー 読者に貢献する文章を書くために必要なこと | さいんぽすと

今回は文章術の本をどのようにブログに活かすかについて考えてみました。

これから何度も読み返す本になりそうです。

ぼくと同じようにブログを始めたばかりの人にとって、「何を書くか」ということがわかる良書だと思います。

おすすめです!

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