若者の「本離れ」ではなく、そもそも読んでいないのでは?

書店 本・読書に関すること

最近どんどん本を読む人が減っているというニュースを見かけました。本を楽しむ人が増えるといいですね。

本を読まない人が増えている

先日大学生の半分が月に1日の読書時間がゼロというニュースを見かけました。

大学生の5割超、読書時間がゼロ 実態調査で初、「本離れ」が顕著 – 共同通信

このニュースで気になったのは「本離れ」という単語。

「若者の〇〇離れ」という話題がニュースになることがありますが、私の疑問はそもそも若者は「離れる」ほど本に近づいていたのかということです。

最初から離れていたことを「本離れ」とは言わないはず。

私は休みの日には図書館に行くことがありますが、最寄りの図書館では勉強している若者がたくさんいます。

ジロジロ見たわけではないのですが、本を読んでいる人はいません。

もちろん勉強をしにきているわけであって本を読みに来ているわけではないのですから本を読まないのは当然と言えるでしょう。

しかし、子どものころから暇さえあれば本を読んでいた僕からすれば少しさびしい感じがするのも事実。

図書館はある意味たくさんの知識を得ることができる宝の山だと思うのですが、彼らはそこに価値を見出していないのです。

ゲームや友達と話している人はいるんですけどね。

先ほどのニュースで分析を担当した浜嶋幸司同志社大准教授は

高校までの読書習慣が全体的に身に付いていないことの影響が大きい

と言っています。

離れるどころか、最初から近づてもいないということですね。

スマホの普及で情報にアクセスする手段は多様化して、ものを調べるときに必ずしも本に頼らなくてもよくなりました。

Wikipediaもあるし、辞書のサイトやアプリもある。

そしてゲームをしたり、友人とSNSでやり取りをしていたら時間がなくなるのも仕方ないのかもしれません。

そもそも若者の「本離れ」とニュースになることが多いですが、読書率は全年代で下がっています。

日本人は本をあまり読まない国民になっているのか

何か情報を得るのに「本」でなければいけないという時代でもありません。「本」に書いてあることが何よりも価値があるということでもありません。

しかし、まだまだ本の価値は高いと感じています。

まとめ

何かに興味を持って図書館に行った時にわかるのが「いかに自分はものを知らないのか」ということ。

文芸でも、アートでも、技術でも、家事でも、これだけの本が出版されていてノウハウがあり、それぞれに著者がいる。

最新の研究などを別にすれば、たいていのことを学ぶことができます。

「本」がスマホやゲームに勝っているというと微妙なこともありますが、ネットには出ていないことがそれこそ無限にあります。

こんなに面白いものを読まないのは損でしょ!とボチボチとこのブログで発信していきたいと思っています。

本を読むのは楽しいですぞ。

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