歴史は“既成事実の積み重ね”が面白い!

歴史

ぼくが歴史の面白いと思っている部分を紹介します。

歴史の面白いと思うところ

ブロガーのつぶあんです。

ぼくは歴史好きで時間があるといろいろ本を読んでいます。

その中で気づいたのは歴史の面白いところは既成事実の積み重ねだということです。

たとえば江戸時代、将軍が武家の棟梁として君臨していたのは初期には実力(=武力)でほかの大名を圧倒していたからです。

実力で日本を支配しているという事実がまず先にあって、将軍であるというのはそれを追認、公認するものだと理解しています。

幕府の仕組みとして老中や若年寄という役職を学校で習います。

これも現代の省庁と違って「今日から幕府を開きます。老中と若年寄という職を設けます。」という形で始まったものではありません。

まず個人に仕事を任せてそれが引き継がれ、やがて役職になっていったのです。

よく知られている「関白」という官職ももともとは天皇の言葉を「関り(あずかり)白す(もうす)」という意味で天皇を補佐し上奏をせよ、という命令だったわけですね。

それが既成事実の積み重ねで公家の中で第一人者ということになりました。

現代の管理職でもそうですが、すでにその役目がある場合は就任することで権限を振るうことができます。

でも、なにも前例がない場合は一つひとつ既成事実の積み重ねていって自分の実力で立場を確立させなければいけません。

こういう悪戦苦闘という部分が人間味があって面白いと思うんですよね。

歴史のロマンは小説的なドラマだけではなく、人間同士の生身のやり取りにもあるんですよね。

まとめ

最近は日本近世史についての本をよく読んでいますが、この時期はまさに今回記事を書いたような戦いが行われていた時期です。

上にも書いたように江戸幕府ができてからも一つひとつの既成事実の積み重ねは行われています。

そういう面白さをどんどん見つけていきたいです。

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