歴史の本を読むとき、図があればわかりやすいのに、と思うときがあります。
少し前までは日本史でも世界史でも鳥瞰図などを駆使して歴史的場面の理解を助けるような本がたくさん出ていたように思います。
歴史の本を読む時にイラストがあれば理解しやすい
河出書房新社の「ふくろうの本」とか好きです。
たとえば関が原の合戦でもいいのですが、合戦当時の東西両軍の位置図はよく知られていますが、そこにいたるまでどういう行軍過程を経ているのかは意外なほど知られていません。
そうそう、昔から戦国時代の大名の勢力図を見るのがとても好きでした。
織田信長が一代でここまで領土を広げたのかということも知りました。
歴史を勉強する過程で当時の各国には国人領主という地方領主がいて、彼らの動向が勢力の行方を左右するということを知りました。
桶狭間合戦頃の備後国推定勢力図
山内氏が最有力勢力ですね。ちなみに、吉備と安芸はwikipediaにて村の情報がなかったためそれらしく村分していますが、完全に世戸口の適当ペイントで御座います。鞆浦の渋川氏ってあの足利御三家の渋川氏なんでしょうか。
尼子氏全然分解できてないですね。次は尼子だ pic.twitter.com/a5GQB2nz3L— 世戸口政親 (@Fransisco1530) 2018年6月26日
頭の中で想像できれば、それが一番ですが過去のことはなかなか「画」としてイメージしにくいもの。
そういうときにイラストがあれば、すごく理解が進むと思います。
まとめ
イラストだけではなく、当時の遺物の写真とか建築、美術などの写真を見ると、遠い昔なのに当時のことがだんだんイメージできるようになってきます。
本が売れなくなって、地道に知識の補強を助けるようなタイプの本は売れにくいのかもしれませんが、書店で見かけたら手にとってみたいと思います。
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