最近読んだ古典の『大学』からの一節を紹介します。
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最近響いた古典の一節
最近中国の古典をよく読んでいます。
時代背景も国も違いますが、ふと自分にとって響く一節があったり、読んでいるうちに意味がわかったりする一節があるのが面白いです。
今日紹介するのは四書五経のひとつである『大学』からです。
所謂修身在正其心者:身有所忿懥,則不得其正;有所恐懼,則不得其正;有所好樂,則不得其正;有所憂患,則不得其正。心不在焉,視而不見,聽而不聞,食而不知其味。此謂修身在正其心
禮記 : 大學 – 所謂修身在正其心者:身有所忿懥,則不得其正; – 中國哲學書電子化計劃
心を正しくするとは
意味としては、
心を正しくしないと、怒ることがあったり、いいことがあったり、悩んだりすることがあったりしたときに、見(視)ていても見分けられない、聴いていても、聞き分けられない、食べても味がわからない。
だから心を正しくすることが自分をよりよくするための方法である、と説いたものです。
心を正しくすると聞くと説教されているような、まるで道徳の授業のような感じがします。
ぼくは周囲に惑わされがちな自分の「心」をどうやって維持していくかというモチベーションに関していっていると解釈しました。
ぼくはどうしても易きに流れる部分があるので、この部分が響いたのかもしれません。
まとめ
中国の古典でいうとごく簡潔に書いてあったり、時代背景や用語がわからなかったりということもよくあります。
そして、そのために「古典を読むための注釈」が膨大にあります。
いろいろ読んでいく中で自分なりの考え方をして、人生に生かしていきたいと思います。
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