ビートルズ史の貴重な証言!『ビートルズ・サウンド 最後の真実』

ジェフ・エメリック ビートルズサウンド 最後の真実 書評

アルバム「リボルバー」からビートルズのエンジニアをつとめたジェフ・エメリックの著書を紹介します。

エンジニアから見たビートルズ

名盤「アビーロード」50周年記念盤リリースで再び話題になっているビートルズ。

ビートルズと言えば曲の魅力もさることながら、スタジオでの実験的な試みでロックの可能性を広げたことも大きな評価のポイント。

そのビートルズの進化の過程を一番近くで目撃しているのが当時英EMIでエンジニアだったジェフ・エメリックです。

今回紹介するのはそのジェフ・エメリックの著書『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』です。

ジェフ・エメリック ビートルズサウンド 最後の真実

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ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンにも著書はありますが、その本とはまた違った観点からビートルズのサウンドを見ることができるファンにはたまらない本です。

ジェフ・エメリックはポールのことをすごく評価していて、ジョンに関しては半々、そしてジョージについてはやけに辛辣なのが面白いです。

こういう部分は人間関係というか相性の部分も大きいだけに、実際に身近にメンバーと接していた貴重な証言だと思います。

ジェフ・エメリックがビートルズを担当するようになったのはアルバム「リボルバー」から。

ちょうどビートルズのサウンドが複雑化して、スタジオワークを駆使するようになった時期に重なります。

メンバー自身とはまた違った視点で面白い!

特に傑作である「リボルバー」、そして「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」については多くのページ数が割かれています。

ビートルズが初期から中期は4トラック、後期は8トラックの機材を使ったことは有名な話。

この本ではエンジニアならではの観点、たとえばドラムから何インチ離すとどういうサウンドが得られるかなど、この本で扱っている年代はそのままロックレコーディングの歴史でもあります。

ビートルズの歴史、サウンドについてはメンバー自身の発言もありますが、メンバーや友人ではなく、スタッフからの証言というのもとても貴重です。なにしろビートルズサウンドの実際の作業を担当していた1人ですから。

当時のレコード会社に勤めるエンジニアならではのエピソードも満載で楽しめる本です。

まとめ

本書はかなり分厚い本で、税別価格も4200円と高額な本です。

ただ『レコーディング・セッションズ』やジョージ・マーティンの『耳こそはすべて』と並びビートルズ史を語る上で欠かせない1冊でもあります。

ビートルズファンには避けては通れない1冊。

ビートルズファン必携『ザ・ビートルズ・レコーディング・セッションズ』 | つぶログ書店

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今回紹介した本

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