名作風雲児たちについて
みなさん、『風雲児たち』という漫画を知っていますか?
この漫画はみなもと太郎先生による歴史ギャグ漫画です。ギャグとはいいつつも、たしかな調査と資料に裏打ちされた圧倒的なスケール感は他の追随を許しません。
みなもと太郎と宇多丸 『風雲児たち』を語る https://t.co/rmy3pPnXOo
— 楊(やん) (@yan_negimabeya) 2016年5月5日
この漫画、なんと連載37年!ぼくが全巻を持っている数少ない漫画でもあります。
この漫画、もともとは幕末を描こうとして、そのためには関ヶ原を描かねばならず、江戸時代にもたくさんの風雲児たちがおり、時代を変えるために活躍した人物も描かねばといった感じで、どんどん長くなっていったわけです。
みなもと太郎先生の『風雲児たち』がグレイトなのは幕末を描こうとしたらその背景も説明しようとしているうちになぜか関が原の合戦から始まってしまった点です #utamaru
— Simon_Sin (@Simon_Sin) 2016年4月30日
みなもと先生は御年69歳!連載だけではなく、毎年コミケにも出店されています!驚きの創作意欲!
実は、友達にコミケに毎年通っている人がいて、その人に頼んで2年連続でサインをもらうことに成功しているのです!
だからというわけでではないんですが、この漫画を本当に応援しているし、よく読んでいます。もっと多くの人にこの作品を知ってほしいと思っています。

『風雲児たち』もみんな読もうな! 幕末に何故薩長が勇躍することが出来たかを描くために、まず関ヶ原から物語を始めたところ、あれもこれもと描く必要が出てきて、連載37年目にしてようやく和宮降嫁まで話が進んだ超大作や! ワイド版の治水編と、解体新書編、田沼意次編は号泣必至。
— 皿屋敷 (@sarayashiki) 2016年5月1日
まとめ
ただひとつ初めての人にすすめる上で、難点がひとつ。この漫画、むちゃくちゃ長い!現在連載中の幕末編は27巻で完結する気配がありません。
その点さえ除けば、最高の漫画であると確信しています。例えば、桜田門外の変など歴史的な事件にこのような背景があったのかということも知ることが出来ます。
桜田門外の変は江戸城のそばで起こった事件であり、目撃者がたくさんいるんですね。当然ながらこの漫画にはその証言が取り入れられています。
一つの事件を描きながら、その背景を描くために行きつ戻りつするのもこの漫画の特徴。
みなもと先生には体に気をつけて、この歴史的傑作を完結させて欲しいです。
ぜひ、読んでみてください。
幕末編からでも楽しむことは出来ると思いますが、ぜひ、その前編にあたるワイド版も読んでみてください。