その男、雑派につき:フランク・ザッパという生き方

ザッパ 音楽

今回は好きなミュージシャンについての記事を書きたいと思います。どうも最近一つのスタイルにとらわれず、変化し続けていくタイプのミュージシャンが好きだということに気がつきました。変化を恐れないスタイルに共感するのでしょうか。今回のミュージシャンはとびっきりの”大物”ですよ。

その男雑派につき

そのミュージシャンとはフランク・ザッパのことです。

1940年生まれのアメリカ出身のミュージシャンです。

そのひげはトレードマークとしてあまりにも有名。

生涯に発表したアルバムは60枚以上。1993年に亡くなりましたが、いまだに作品が発表され続けています。

マザーズ・オブ・インヴェンションというバンドでデビューしたザッパですが、生涯に取り上げた音楽ジャンルはロック・ジャズ・ドゥワップ・現代音楽など多岐に渡ります。

ビッグバンドを率いてツアーを行ったことでも知られるザッパ。

その門下からはスティーヴ・ヴァイなどが巣立ちました。

ぼくが彼を知ったきっかけは何だったんでしょう。ロックのディスクガイドで読んだのかもしれません。

だとしたら、そのガイド本には感謝しなければいけないでしょう。

フランク・ザッパという音楽界の”変人”を知ることができたのですから。

変人?偉人?そんなの関係ない!

いま”変人”と書きましたが、ザッパ本人は別に変な人ではありません。

エキセントリックなエピソードはありますが、その中には誇張も多いのです。

彼は極めて真面目な音楽家です。

ただその音楽が宇宙的広がりを持っていると言ったら言い過ぎでしょうか。

ザッパはロックにはつきもののドラッグには手を出しません。

ドラッグは彼のバンドでは厳禁です。見つかったらクビという話も聞きます。

歌詞の内容も下ネタもあり、キツいユーモアもありです。

変人ではなくて、偉人かな。

そんな細かいこと突き抜けた存在がザッパです。

独学で音楽の勉強をして、生涯作曲を続けた尊敬すべき人です。

どの作品を聴けばいいのか

彼のアルバムはあまりにも多いです。

ライブを続けただけあってライブアルバムの数も多いです。

よく取り上げられるのは1969年の「Hot Rats」です。

このアルバムは全編インストの作品です。

ジャズ・ロック的作品です。

ほかにはザッパ最大のヒットとなった「アポストロフィ (‘)」でしょうか。

彼の作品としてはポップさがあり、入門にはいいでしょう。

ほかには「One Size Fits All」などもいいと思います。数が多いだけに入門編のアルバムを絞り込むのも大変です。

己のスタイルを貫くこと

変化し続けることによって、結果的に自身のスタイルを貫くことになったフランク・ザッパ。

取っつきやすいとはいいがたい面もありますが、ロック界20世紀最大の音楽家という向きもあります。

変拍子などを多用した彼の音楽のリズムは複雑でハマるといつの間にか病みつきになっています。

彼はバンドのメンバーに指示をして、複雑なリズムを完璧にこなしていたようです。

なんだかジェームズ・ブラウンのエピソードを聞いているような気持ちになります。

彼はギタリストとしても有名ですが、彼のギターソロだけを集めたアルバムもありますよ。

この作品にはほぼ彼のギターしか入っていません。熱心なファンの方、ギターソロが何よりも好きだという方ぜひ一度チャレンジしてみてください。

まとめ

今回は大好きなフランク・ザッパの紹介を記事にしました。

この記事を書きながら、ザッパを聴いていますが、あまりに変わっていて、それでいて魅力的な音楽に笑ってしまいそうです。

笑ってしまうと言ったら、彼の作品の邦題はあまりにも突き抜けています。これはまた記事にしようかな。

この記事を読んで、ザッパの音楽に興味を持ってくれる方がいれば嬉しいですね。

photo credit: swanksalot We Are What We Watch via photopin (license)

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