フリートウッド・マックにハマって最近よく聴いています。先日買った「フリートウッド・マック・ライブ」のインナースリーブに面白い情報が書いてあったので記事にしました。
フリートウッド・マックの「タスク」日本ツアーについて
最近フリートウッド・マックにハマってよく聴いています。
先日尾道レコードで「フリートウッド・マック・ライブ」のアナログレコードを買いました。
尾道レコードでフリートウッド・マック関係のアルバムを購入!(2018/06/20)
当時のラインナップとしては最初のライブアルバムで、アメリカでは最高14位に達し、ゴールドディスクに認定されています。
ちなみにこのアルバムはデジタルリマスタリングのアルバムで、輸入メタルマザー盤です。
このアルバムのインナースリーブはなかなか面白くて、アルバム自体がライブアルバムなので、当時の最新アルバム「タスク」ツアーのデータが記載されているのです。

ツアーは1979年10月から始まり、1980年2月にライブを行っています。
- 2月3日 日本武道館 10370人
- 2月4日 日本武道館 10370人
- 2月5日 日本武道館 10370人
- 2月8日 京都会館 2368人
- 2月9日 岐阜市民会館 3500人
- 2月11日 札幌厚生年金ホール 2300人
- 2月13日 横浜県民ホール 2234人
- 2月14日 仙台スポーツセンター 4500人
- 2月16日 大阪フェスティバルホール 2800人
- 2月17日 大阪フェスティバルホール 2800人
フリートウッド・マックの全盛期のライブを見れるとは本当にうらやましいのですが、ふと気づく点があります。
それは世界的スーパースターにしては会場のキャパが小さいこと。
当時のフリートウッド・マックは1977年に「噂」が歴史的ヒットを記録して、続く、「牙(タスク)」も全米4位のヒット。乗りに乗ったスーパースターでした。
現にアメリカではハリウッド・ボウルで18000人を動員しています。そのほかLAフォーラムで17000人などだいたい8000〜1万人台の動員をしています。
日本だけ観客動員数が低い水準になっています。
フリートウッド・マックはバンド初期のブルース・ロックからポップロック路線に変わり、ヒットする要素はあると思いますが、日本においてはバンドの人気がそこまでではなかったのかもしれません。
海外のAmazonを眺めてみても、バンドの歴史はもちろん、アルバムの研究書、メンバー個人の伝記などの本が出版されています。
日本では現在流通しているものではめぼしい本を見つけることができませんでした。
このあたりの違いはなかなか面白く、研究のしがいがありそうです。
まとめ
日本のライブが意外と観客動員数が少ないとともに、最大でも18000人なので当時はスーパースターといえどもこれくらいのキャパの会場でライブをしていたんだ、ということがわかったのが面白かったです。
ビートルズが初めてシェイ・スタジアムでライブをしてからロックのライブの規模が拡大していったと思いますが、このころはまだビッグビジネス化がそこまで進んでいなかったのでしょう。
最近ではツアーは長期化し、ストーンズやU2などビッグバンドは数百億規模の興行収入を記録しています。
もちろん当時としてももっと大規模なライブもできなくはなかったでしょうが、技術やPAなどさまざまな理由があったのでしょう。
フリートウッド・マックについては今後も調べていきたいと思います。
フリートウッド・マック「タスク」ツアーのライブ盤