パソコンのみならず書類を管理するときの基本となる「ファイル」という概念があります。
職場で仕事で使っているパソコンでは「ファイル」「フォルダ」で書類を管理していますが、自分のiPhone、Macではぐっと「ファイル」を使うことが減りました。
「ファイル」の概念は今後もなくならないと思いますが、どんどん新しい手法が出てくる気がしています。
ファイルという概念はなくなっていく?
最近考えたことがあります。それはiPhoneを使いだしてから、「ファイル」という概念から遠ざかってきたということ。
どういうことかというと、iPhone以前では自分のパソコンなどでもWordやExcelでなにか書類をつくって保存する時に「ファイル単位」で管理していたのが、ここのところめっきり減ったということです。
思えば「ファイル」という単位で書類を管理することが減ったなぁと。プライベートではブログなどがメインだから、ということもあるけどアプリ単位で管理することが増えたかも。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年8月18日
その理由として、Evernoteやメモなどのアプリを使うようになってから、ローカルにあまりデータを置かなくなったことが挙げられます。
といってもゼロになったわけではなくて、職場では普通に「ファイル」「フォルダ」単位で書類を管理していますし、自分でもローカルにまったくファイルを置かなくなったわけではありません。
ちょっと違うかもしれませんが、Dropboxも相変わらず愛用していますしね。
ただ、ファイルだと作成するたびに「どこに保存するか」「ファイル名をどうするか」という問題が発生してくるので面倒さが加わってくる感じなのです。
愛用しているGoogle KeepやEvernoteでは特にタイトルを考えなくても保存できますし、検索も強力です。
また最近導入している写真管理・現像アプリのLightroomでは「カタログ方式」を採用しています。
これは日付、カメラ、設定などさまざまなカテゴリーで写真を管理するもので、「2017年」「iPhoneで」「Lightroomアプリで」撮ったなどという複数の設定から写真をピックアップすることができるというものです。
ここで感じたのは、どんどんファイルという概念のランクが下がっているということです。仕事でひとつのものを共同作業で使っている人もいるなど、作業環境は変わり続けています。
「ファイル」という概念は絶対になくなったりはしないものの、仕事に必要なデータでもひとつの場所で管理することが増えるのかもしれません。
検索がどんどん進化していくのか、検索なくても見つかるように進化してくのか。場所がわかっていて、必要なときに取り出せるなら検索しなくてもいいのかも。
— つぶあん@福山ブロガー (@ttsubuan) 2018年8月18日
そういうときに必要なのは使い終わったデータを一時的に見えなくする「アーカイブ化」ですね。
ファイルがたまっていっても管理するのが大変ですし、消すのもためらいがある。
じゃあ、使い終わったものは一時的に見えなくして、必要になったら検索で見つけたらいいのでは。
動画や写真でなければ、普通の場合はクラウドサービスの無料枠でも使い切れないほど容量があるはずです。
じゃあ、捨てる必要もなくなっていくのでは?というのがいま持っている感覚です。
まとめ
以前今後は「整理」は必要なくなる、という記事を書きましたが、今回も同趣旨でぼくたちは膨大なデータとどういう向き合い方をするのか、ちょうど瀬戸際に入る世代なのではないかと。
これがあと10年、いや5年くらいのネイティブ世代だとひとつのフォルダですべてのファイルを管理して、すぐに必要なものを見つけるように使いこなしているのでしょうね。
データとどういう風に向き合うかというのは、ある意味人類がずっと抱えていたテーマで、それだけに関心が持たれ続けて新しい手段がどんどん出てきています。
ぼくが生きている間にその開発に終止符を打つ手法が開発されるでしょうか。今後どんなサービスと接することになるのか楽しみです。
Evernoteの整理ってもはや不要じゃないかと思ったので、ノートブックを削除した
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