どういう音楽が好きというのは結構その人の人柄というか、思考をあらわしているように思う。
ぼくにとって音楽を聴き始めてからずっと好きなのは、ビートルズとオアシスだ。
なかでも現役で聴くことができたオアシスに対する思い入れは強い。
どんなバンドが好きなのかという話
飲み会というのは思わぬところに発想が及ぶのが面白い。
ぼくのいる職場の飲み会というのは文化なのか、参加している人の関係なのか仕事の話ばかりで、それはそれでいいものの想像以上の展開になることが少ない。
12月9日に参加した岡山ブログカレッジの忘年会で好きな音楽の話になり、盛り上がった。
こういう話が出てくるのも楽しい。
青春時代にどういう音楽と出会うというのは結構考え方というか、その後の人生に影響を与えると思う。
ぼくが中学・高校くらいから聴いていていまも好きなのは、ビートルズとオアシスだ。
コップに徐々に水を注ぐように「好き」になることもあると思っていて。いつかはわからないが、それがあふれた時に「大好き」になる。ジミヘンとかブルースはそのパターンだった。逆にビートルズとかオアシスは初見から好きだった。
— つぶあん@福山凡人ブロガー (@ttsubuan) 2018年7月30日
もっとも好きなバンド、オアシス
言うまでもなくビートルズは解散していたのでオアシスが現役のバンドとして新譜を追いかけることができた唯一のバンドということになる。
そういう意味で思い入れは深い。
ボーカルのリアム・ギャラガーは瞬間最大風速的にはロック史に残るレベルに達していたと思う。
そのロックスター然としたふるまいや生活から長続きはしなかったけれど。
いまでもノエル・ギャラガーの書く曲の素晴らしさは唯一無二だと思うし、ソロアーティストとしても大好きだ。
オアシスのデビュー曲「Supersonic」ってミックスもラフなままで、直していないらしい。ノエルは「マジックが起きた」と言っていたが、売れるバンドはそういう瞬間がある。
— つぶあん@福山凡人ブロガー (@ttsubuan) 2018年12月9日
ビートルズフォロワーとして知られるノエル・ギャラガーだが、もともとはセックス・ピストルズが好きで、ストーン・ローゼズが好きだったという人。
当時の風潮としてビートルズなんかダサいというものがあったらしいが、実際聴いてみたらすごかったということらしい。
世間的な評価はイマイチなものもあるけれど、それも含めてオアシスのアルバムは全部好きだ。
地味なアルバムもあるけれど、それも含めて全部いい。
全部のアルバムを聴いているアーティスト自体が少ないので、これって好きなアーティストを見る基準になるかもしれない。— つぶあん@福山凡人ブロガー (@ttsubuan) December 9, 2018
自分のルーツとしての音楽
ノエル・ギャラガーの書く曲は普遍性を持っていると思うが、彼のルーツが70年代のロック・パンクなのでビートルズあたりとはまた違ったテイストになっているのは当たり前の話なのだ。
ノエルの曲からはブルースのテイストが感じられないのは、彼のルーツがブルースでないからであり、10代を過ごしたときにそういう音楽が流行っていなかったからだろう。
オアシスとしての最後のアルバムである『ディグ・アウト・ユア・ソウル』はサイケデリックに接近し、60年代のロックを00年代にやろうという意欲作でオアシスのなかでもトップクラスに大好きなアルバムだ。
当時はそんなことは考えていなかったが、ぼくはロックバンドの意欲作が大好きであり、『ディグ・アウト・ユア・ソウル』はまさにそういう作品だということ。
このアルバム後に兄弟喧嘩がもとで解散してしまったので(ノエルとリアムは実の兄弟)、当時の思いがパックされた作品としても思い入れが強い。
2009年のOASISと2018年カープが忘れ物を取りに行くこと
同時代のバンドとは感性が合う
オアシスというバンドは普通だったらシングルA面にするくらいの曲をB面に収録し、アルバムにも入れないということをやっていたバンドである。
このあたりのどの考え方というのはあまり読んだことがない気がするが、90年代にビートルズっぽいことをやろうとしていたのかもしれない。
名盤中の名盤『モーニング・グローリー』で前半に「ワンダーウォール」と「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」を続けて収録したのはなにかのオマージュだろうかと想像してみたりもする。
そういうややもったいぶったというかカッコつけた感じもまたいい、というのは同時代で聴いていたという思い入れからだろう。
世代としてはバンドのほうが上なのだが、感性が合うというかそういう感じもある。
『ビィ・ヒア・ナウ』とか『スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ』も好きだ。
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何度も言っている気がするけど、Oasisの「Standing on the Shoulder of Giants」はいい。なんかキャリアの中でも語られることのないアルバムっぽいけどふとしたときに聴いたら泣ける。ボーカルのリアムが初めて曲を書いたのもこのアルバムから。 pic.twitter.com/ubJd6Oumzk
— つぶあん@福山凡人ブロガー (@ttsubuan) 2018年3月21日
Beatlesがつくったかもしれない名盤「Standing on the Shoulder of Giants」
まとめ
最近はApple Musicなどで新しい音楽を聴くことも増えて、その中には自分の中での上位に入るようなアーティストもいる。
ただ、若いときに出会ったアーティストへの思い入れは格別なものがある。
ぼくの場合はそれがビートルズとオアシスだったということであり、すごく幸せな出会いだっと自分では考えている。
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