ちょっと疲れたとき、悲しいとき、音楽を聴くことがある。そんな曲たちを紹介したい。
心がつかれた時音楽が助けてくれる時がある
心が疲れたとき、何事も上手くいかないときがある。
そんな時、誰かに相談する・紙に書き出すなどさまざまな方法があるが、音楽を聴くのもひとつの方法だ。
私も音楽に救われたことが何度もある。
上手くいかないとき音に、ボーカルに身を任せていると不思議と気持ちがふっと軽くなるときがある。
暗い内容の歌詞もあるが、その分悲しみに寄りそってくれるという面がある。
思いついた順番で紹介したいと思う。
私に寄り添ってくれた名曲たち
Waiting on a Friend(ローリング・ストーンズ)
1981年のアルバム「Tattoo You」収録。
このアルバムはツアーに出るため急きょ過去の音源をもとの作られたもの。
A面とB面で収録内容が違っていて、この曲はB面のバラードサイドの最後に収録されている。
俺は女性(lady)を待っているんじゃない、ただ友達を待っているだけなんだ、と歌うミック・ジャガーのボーカルが優しくて好きな曲です。
ストーンズといえば、ロック、ブルースのイメージだがバラードもいい。
My Back Pages(ザ・バーズ)
言わずと知れたボブ・ディランの名曲をバーズがカバー。
原曲はディラン初期の名曲でいわゆるフォーク期にレコーディングされたもの。
ディランバージョンはシンプルながらメッセージが伝わるシンプルなアレンジだが、バーズバージョンは親しみやすいアレンジに変わっている。
ディランのデビュー30周年記念コンサートでロック界のオールスターでこの曲を歌ったが、それはバーズのバージョンを元にしていた。
ロックの歴史のなかでもひとつのトピックかもしれない。
このときのディランは平静を装っていたが、妙に嬉しそうだった。
あの時の私は今よりもずっと老けていて、今の私はその時よりもずっと若い。
ディランらしい歌詞だ。
Atlantic City(ブルース・スプリングスティーン)
ブルース・スプリングスティーンによる名曲。
1982年発表で、デモ音源をそのままリリースしたもの。
ギターだけでブルース・スプリングスティーンが歌っているので、まるで目の前で歌っているかのようだ。
メイクを直して、髪をアップにして今夜アトランティック・シティーで会って欲しい。
歌詞の内容は明るいものではない。
人生はいいときばかりではない。だから泣けるんだ。
ブルーにこんがらがって(ボブ・ディラン)
ボブ・ディランの1975年のアルバム「血の轍」より。
ディランはこのアルバムをどうしてあんなに苦しみのあるアルバムが好まれているかわからないと言ったらしい。
全編を通してシンプルなアレンジの中に悲しさが歌われているアルバムの冒頭に収録された曲だ。
ブルーにこんがらがって=Tangled Up in Blueをキーに物語が流れていく展開だ。
女性が落ちぶれていく様子を歌っていると思われるが、次々と言葉をつむいでいく流れでいつの間にか曲のなかに入り込んでいる。
ディランはこういう展開が本当にうまい。
Love Come To Everyone(ジョージ・ハリスン)
元Beatlesのジョージ・ハリスンが1979年に発表したセルフタイトルのアルバムに収録された曲だ。
愛は誰にでもやってくるというシンプルなメッセージで、ジョージのボーカルも相まってとても聴きやすい作品だ。
エリック・クラプトンもカバーした。
ジョージはBeatles解散直後3枚組アルバムをリリースするなど、ソロのキャリアを好調にスタートさせたが、パンクムーブメントなどもあり次第に調子を落としていった。
この曲が収録されたアルバムも大ヒットとまではいかなかったが、そんなことは関係のないくらいの名盤だと思う。
まとめ
ここにあげたのはあくまでも一例だ。
ひとによって好みの音楽は違うし、状況だって違う。
だが、音楽には人の悲しみを癒やす効果がきっとあると思うのだ。
興味があったらぜひ、聴いてみて欲しい。