最近『アイデア大全』という本を読んで、エジソンノートという方法を知りました。発明王エジソンが書いていたノートなのですが、普通の人でも役立つ方法だと思います。
エジソンのノート術がすごい!
最近図書館に行ってはノート術の本ばかり借りてきています。
最近気になっているのはズバリエジソンノートです。
これはノート術というよりは発明王エジソンがアイデアを書き留めるのにノートを活用していたという事実によるものです。
エジソンは生涯に3500冊ものノートを書いていたとか。
アイデアでもジョークでも何でもノートに記録しておいて、後から追記もしていたみたいです。
『アイデア大全』でエジソンノートについて知って以来、興味を持って調べていた。調べているとネットで公開しているところにたどり着いた。(https://t.co/L6QjUYa1OF)英語がもっとできればいいが、こういう使い方っていうだけでも参考になる。余白を使うためか片側のみが多い。 pic.twitter.com/tIGCl28uBo
— つぶあん@本を読むブロガー (@ttsubuan) 2018年3月20日
このエジソンノートはアーカイブされていて、ツイートでも紹介したようにネットで見ることができます。
The Thomas A. Edison Papers Project
自分が英語がもっとできれば、と悔しい思いがありますが、どんなことを書いているのか、どういうノートの使い方をしているのか、という点を知ることができるだけでも参考になります。

エジソンは発明家であり、実業家ですから、まさにアイデアが資本だと言えます。
アイデアは記録しないと消えてしまうもの。
だからエジソンは熱心にノートを書き続けたのでしょう。
発明王はここまでやる→エジソンのすごいノート 読書猿Classic: between / beyond readers
エジソンノートのすごいところ
エジソンノートの面白いところは、何度も見返してあとから追記している点です。
一度きりではなく、何度もアイデアを使うことによって次第にアイデアがブラッシュアップしていったのでしょう。
実験で失敗した点も記録し、なにかに行き詰まるとよくノートを見返していたそうです。
生産性がバカ高い人を見てまずもって驚いたのは記録している量が半端じゃないってこと。話を聴くと生産性を上げる基本的な方法のは「記憶」でなく「記録」に頼るようにすることなんだそう。頭で記憶していることを減らせば、もっと複雑で創造的なことに頭を使えるようになるってわけ
— jMatsuzaki@フィリピン留学中 (@jmatsuzaki) 2017年2月9日
アイデアを頭の中だけで覚えておけるのなら、「記憶」だけでもいいかもしれませんが、私はアイデアを思いついたはしから忘れてしまうので、「記録」に力を入れようと思っています。
大事なのは、
- アイデアでも事実でも気づきでも何でもノートに記録しておくこと。
- ノートを見返して記録すること。
でしょう。
エジソンは生涯に3500ものノートを書いていたのは、レオナルド・ダ・ヴィンチにならってのものだとか。
レオナルド・ダ・ヴィンチには現存するだけでも5000ページものノートが残っています。
Leonardo da Vinci did not keep journals for publication, but it’s wonderful to see his notes on optics, inventions, astronomy, architecture, day-to-day tasks, purchases and little reminders like: The noblest pleasure is the joy of understanding. #MondayMotivation #inspiration pic.twitter.com/9yX3eZWCAm
— weelibri (@weelibri) 2018年3月5日
ノート術は農業?
エジソンノートのメソッドをいかにデジタルで使うかというアイデアも面白そう。
Evernoteの使い道として、エジソンノートみたいな使い方しようかな。例え過去の産物でも、改良次第では今でも通用するかもしれない
— 僭主レオ (@leoleoleo_b) 2017年6月9日
質を高めるためにも、量が必要。
ベートーベンは650の曲を作り、ピカソは数万の作品を生み、エジソンは1300もの発明をした。エジソンのアイデアノートの数は3500冊に及ぶ。だがその中で評価されたのはごく僅か。
圧倒的な量からしか質は生まれない。
小さな実験と失敗を大量に繰り返した結果、天才は天才になった。 https://t.co/jHDhOixr4d
— ライフハック工房 (@LifehackFactory) 2017年7月13日
そのためにはノートでアイデアを記録して育ているということが大事になってきます。
ノート術にハマっているという、まさにこのタイミングで「エジソンノート」のことを知ることができたので、非常にモチベーションが上がっています。
ただ、この方法はすぐに効果のあるものではありません。
農業のように淡々とこなしていくというスタイルでいきたいですね。
まとめ
質の高いアイデアやアイデアを連発できれば、それに越したことはありませんが、基本的には量をこなし、質を高めるというプロセスを取ることになるでしょう。
というか僕のような凡人はノートにアイデアを記録して、見返し、追記するという「エジソンノート」の方法は非常に納得感があるものです。
たとえ、エジソンやダ・ヴィンチのような人物ではないとしても、現代では誰もがアイデアを求められている時代ですし、インターネットを通じて発信をしているなら、なおさらです。
楽しみながら、ノートを続けていきたいです。
photo credit: Lars Plougmann Edison’s darkroom via photopin (license)
おすすめの本
エジソンノートはこの本で知りました。
アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール