国立国会図書館デジタルコレクションで個人向け送信資料を見ることができるようになりました。
個人でも100万冊以上の貴重な資料が読めるように!
国立国会図書館の提供するサービスに国立国会図書館デジタルコレクションがあります。
インターネット公開では戦前期など数十万冊以上の貴重な資料をネット経由で読めるというものです。
(公共図書館や国立国会図書館限定公開の資料もあり)
その国立国会図書館デジタルコレクションがこれまで一部の図書館だけで閲覧できた資料を個人向けに公開され大きな話題になりました。
5月19日開始予定の個人向けデジタル化資料送信サービスの概要については、2月1日に出したニュースをご覧ください。これは当館デジタル化資料のうち、これまで一部の図書館等に送信していた、絶版等により入手困難なもの150万点余を当館の登録利用者にも送信するものです。https://t.co/UWJxJxHKiY pic.twitter.com/zodDPSensM
— 国立国会図書館 NDL (@NDLJP) May 2, 2022
公開された資料は国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版などで入手が困難と国立国会図書館が判断したものです。
国立国会図書館デジタルコレクションで提供している資料のうち、絶版等の理由で入手困難なもの(著作権者等の申出を受けて、3か月以内に入手困難な状態が解消する蓋然性が高いと当館が認めたものを除く。)が対象です。具体的には、図書館向けデジタル化資料送信サービスで送信対象とされている資料の範囲内のものです。
個人向けデジタル化資料送信サービス|国立国会図書館―National Diet Library
国立国会図書館デジタルコレクション、本登録が終わり個人送信資料を見ることができるようになっていた。
— つぶあん@つぶログ書店福山 (@ttsubuan) May 23, 2022
というわけで早速アクセスし、閲覧してみました。
利用登録の方法
国立国会図書館のオンラインのサービスを利用したことがないかたはまず利用登録。
以前ブログで書いていましたが、ぼくは国立国会図書館オンラインでコピーを取り寄せる登録を行っていました。
その場合は、ネットから本登録(本人確認)を申請すれば個人向け送信資料を読むことができるようになります。
読みたかった雑誌記事があったので国会図書館の遠隔複写サービスを申し込んでみた! – つぶログ書店
免許証など画像をアップし、申請すればOK。

数日後国立国会図書館から審査完了のメールが来ます。
本登録からログインまでがちょっとわかりにくい
これで送信資料を読めるようなると思いきや、ここから先がちょっとわかりにくい。

メール本文から国立国会図書館オンラインにアクセスし、「利用情報」の部分から今回更新された新しい利用規約に同意する必要があります。

利用者情報→利用規約同意→閲覧
この流れが最初は分からずデジタルコレクションへのログインに手こずりました。

ここさえクリアすればデジタルコレクションの個人送信資料が読めるようになります。
ぼくの環境からはPCからアクセスしないと利用規約が表示されませんでした。
(一旦確認するとスマホ(iPhone)からでも資料を見ることができました)
まとめ
Twitterなどでは今回公開された資料のなかでおすすめのものをピックアップしている人もいます。
自分の関心はもちろん、そういった中から面白そうなものを見てみるのも楽しいですね。
今回の公開で図書館に行くか、コピーを取り寄せしなければ手に入らなかった資料が自宅にいながらにしてアクセスできるようになります。
調べ物が格段に楽になります。
国立国会図書館リサーチ・ナビは調べ物に役立つ強い味方! – つぶログ書店